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■成果こそ、活動の目的■~贅肉ではなく力をつける。~

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組織として最小限持たなければならない7つの条件、その3 ◆方向づけの容易さ 組織構造は、働く人や部門の関心が”努力”ではなく、”成果”に向くものでなければならない。 組織にとっては成果こそが、すべての活動の目的だ。 ドラッカーは、専門技術や事務処理のスペシャリストではなく、マネジャーとして行動する者や、成果や業績そのものによって評価される者を増やさなければならないとする。 専門的技術や事務処理は手段である。 目的を達成するために必要な手段であり、仕事である。 手段である仕事を目的とし、その技能を習得、実行することに”努力”するのは誤りである。 ”成果”を上げるために働かなければならない。 そして、働く人はその成果や業績で正当に評価されなければならない。 このことにより、働く能力と意欲が生み出されるのだ。 またマネジャーの行動は、自分自身と働く人たちの果たすべき責任を知り、組織全体の方向性を”成果”に向けるものである。 組織は、一人ひとりが成果に向けて働き、その成果が組織の将来を作り出していくという方向付けが、容易にできるものでなければならない。 「成果よりも努力が重要であり、  職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。  仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、  過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 33 組織の条件)