■ニーズの存在■~何かが欠けているとき~
おはようございます。 青空が広がる川崎の朝。 無塩味噌が開発されたとのこと。 高血圧を気にかける者には朗報だ。 塩は殺菌のためには欠かせないものだが、 真空攪拌など手間暇かけることにより この塩を不要にしたのだ。 無塩ということで、そのままでは味気がないので、 調理時に自分自身で塩加減を調整することとなる。 これもイノベーションだろう。 高齢者の志向に合わせると共に、 生活習慣病の減少という社会貢献もテーマだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションの機会を発見するためには、 7つの機会を常にチェックする必要がある。 ④ニーズの存在 何かが不足し顧客に受け入れられない、 期待した機能が果たされていない。 そこにはイノベーションの機会がある。 【CASE】 不動産を購入する際、顧客は十分な情報を持たず、 不動産会社の営業情報による高価な買い物を 余儀なくされていた。 今日では家を買う者のほとんどが、 まずインターネットで情報を得ている。 このような、インターネットを使った 多くのサービスや企業が生まれた。 それらの企業の運営するWEBサイトの広告収入は、 最大手の新聞の広告収入の数倍に達している。 「何かが欠けているとき、困難なとき、 有効に機能していないとき、 そこにイノベーションの機会がある。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』 (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)