■支配権を手放さないルース■~誰が何を担当しているかを知らない~
おはようございます。 城山の向こうには、 青空が広がっています。 昨日の豪雨が嘘のように穏やかな須崎の朝です。 このまま高知はしばらく晴天が続きそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ルースは、 とてもその下では 働きたくない種類の人間でもあった、 とした。 そしてドラッカーは、 「フォーチュン」の編集長ラッセル・ダベンポートは、 10周年記念号の編集権を 事実上取り上げられていたことを 知らなかったのではないかと思う、 と続ける。 ルースはダベンポートをはずすことはなく、 ダベンポートは何も疑っていなかった。 ルースは自分が編集会議に 出ることもしなかったが、 編集会議の前に、 編集者を個別に、 別の階にある自分の部屋に呼び入れ、 記事ごとに指示をしていた。 編集者全員が、 誰が何を担当しているかを知らなかった。 「ルースが直接指示していることは、 ダベンポートを含め、 誰にも言ってはならないと厳命されていた。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)