■ユーモアのセンス■~思ったように書く権利~

 おはようございます。


朝が随分と遅くなり、

城山にはまだ日が射し込んできません。


今日も秋晴れの一日になりそうですね。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





ドラッカーは、

IBMの件でルースは、

手直しで処理することに

渋々ながら同意した、

とした。



ところがその記者が、

とくにご自慢だった箇所に

私が手を入れたことに

苦情を持ち込むと、

ルースはそれに同情して、

ドラッカーに元の文章に戻させた、

と続ける。



ルースは、記事にはドラッカーやルースでなく

彼の名前が出るんだから、

記者に間違いがない限り、

思ったように書く権利がある、

とした。



ドラッカーは、

おそらくその記者には、

ルースがその記事を嫌っていたことは、

わからずじまいだったと思う、

とする。






「一件が落着した後、


 ルースは『後味が悪い。文章が優れていただけにね』


 と言った。


 ルースにはユーモアのセンスもあった。」




(Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

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