■不可思議な感情移入■~毛沢東の全体主義独裁体制~
おはようございます。
稲城の朝はまだ雲が広がっています。
これから雲がだんだん取れ、
日中は晴です。
昨日は川崎のマンションの引き払い。
引っ越し屋の到着が遅れたので、
近所の居酒屋での待ち時間に
たくさん飲めました。
今日は久しぶりに孫と遊びます。
火曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ルースが全社に押し付けていた
対中政策は見解を越えて、
信念と化したものであった、
とした。
そして、ルースの中国観は、
アメリカに伝統的というべき、
中国に対する一種の
不可思議な感情移入を
反映したものだった、
と続ける。
ドラッカーは、
アメリカに関心を持ち、
アメリカの理想と価値観に共鳴し、
アメリカと共通するものを持っている国は、
清朝の、蒋介石の、毛沢東の中国だけではなかった、
とする。
「ところが、アメリカがうるんだ目で、
センチメンタルに、
ロマンチックな感情を持って見ている国は、
ルースやルーズベルトが理想化する
蒋介石の中国だけであり、
ニクソンやキッシンジャーや70年代のリベラルが
ニューイングランドの
タウンミーティング並みのものに見せかけようとした、
毛沢東の全体主義独裁体制の中国だけなのである。」
(Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
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