■何のためらいもなく「ノー」■~ライオンの仔をもらうという生活~
おはようございます。
未明の須崎の朝、
冷え込みが一層増してきました。
日中も寒くなりそうですね。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
高給になってしまった結果は、
仕事に対する意欲も何もかもが枯渇し、
駄目になりつつあることに気づいても、
辞められなくなることだった、
とした。
そしてさらにその結果は、
最高のレストランで昼食を取り、
ファーストクラスで旅行し、
五番街のアパートに住み、
コネチカットに小屋をもち、
ダベンポート夫人のように、
ルース夫妻から合同誕生パーティで
ライオンの仔をもらうという生活に
慣れてしまうことだった、
と続ける。
ドラッカーは、
記憶に間違いがなければ、
ルースからいかなる条件を示されようとも、
自分自身がタイム社に入ることは
絶対にないであろうことを自覚したのは、
このパーティでだったが、
事実、ルースがやって来て、
ダベンポートを編集長にしたまま、
事実上の企画と管理をやってほしいと言ったとき、
もう心は動かされなくなっていた、
とする。
「ハリウッド的な生活は、
私には合わなかった。
私は何のためらいもなく
「ノー」と言った。」
(Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
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