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■成長と変化のための機関■~新しい満足を生みだす~

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おはようございます。 昨日は寒い一日でしたが、 快晴の週末、行楽日和になりそうです。 お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マーケティングだけでは 企業としての成功はなく、 静的な経済には、 企業は存在しえない、 とする。 そして、 そこに存在しうるものは、 手数料をもらうだけのブローカーか、 何の価値も生まない投機家である、 と続ける。 企業が存在しうるのは、 成長する経済のみであり、 少なくとも、変化を当然とする経済に おいてのみである。 そして企業こそ、 この成長と変化のための機関である。     「したがって企業の第二の機能は、  イノベーションすなわち  新しい満足を生みだすことである。  経済的な財とサービスを供給するだけでなく、  よりよく、より経済的な財とサービスを  供給しなければならない。  企業そのものは、より大きくなる必要はないが、  常によりよくならなければならない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■販売を不要にすること■~現実、欲求、価値からスタート~

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おはようございます。 寒い雨の降る川崎の朝です。 今日の気温は5度まで下がりそうです。 暖かくしてお出かけください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 消費者運動こそ、企業にとって機会である、 と続ける。 消費者運動によって、 企業はマーケティングを 企業活動の中心に置かざるをえなくなる。 これまでマーケティングは、 販売に過ぎなかった。 われわれの製品からスタートしている。 われわれの市場を探している。 これに対し真のマーケティングは 顧客からスタートする。 すなわち現実、欲求、価値からスタートする。 「われわれは何を売りたいか」ではなく、 「顧客は何を買いたいか」を問う。   「実のところ、販売とマーケティングは  逆である。  同じ意味でないことはもちろん、  補い合う部分さえない。  もちろんなんらかの販売は必要である。  だがマーケティングの理想は、  販売を不要にすることである。  マーケティングが目指すものは、  顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、  おのずから売れるようにすることである。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■企業の第一の機能■~顧客の欲求からスタートする~

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おはようございます。 トランプショックが冷めやらない朝、 曇り空の冷え込んだ川崎です。 トランプさんは、広げた風呂敷を 現実の前でどのようにたたんでいくのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 企業の第一の機能としての マーケティングは、多くの企業で 行われていない、 とする。 そして、 消費者運動がこのことを示している、 と続ける。 消費者運動が企業に 要求しているものこそ、 まさにマーケティングである。 それは企業に対し、 顧客の欲求、現実、価値から スタートせよと要求し、 企業の目的は欲求の満足であると 定義せよと要求する。 そして、収入の基盤を 顧客への貢献に置けと要求する。   「マーケティングが長い間  説かれてきたにもかかわらず、  消費者運動が強力な大衆運動として  出てきたということは、  結局のところ、マーケティングが  実践されてこなかったということである。  消費者運動はマーケティングにとって恥である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■顧客と市場の誕生■~マーケティングとイノベーション~

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曇り空の川崎の朝です。 日中は日差しも出てきそうですが、 東京地方に木枯らし一号、 強い風の予報が出ています。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 潜在的な欲求を有効需要に変えられて、 初めて顧客と市場が誕生する、 とした。 そして、欲求が感じられていないこともある、 と続ける。 コピー機やコンピュータヘの欲求は、 それが手に入るようになって初めて生まれた。 広告やセールスによって 欲求を創造するまで、欲求は存在しなかった。 企業とは何かを決めるのは顧客である。 なぜなら顧客だけが、 財やサービスに対する支払いの意志を持ち、 経済資源を富に、モノを財貨に変えるからである。 しかも顧客が価値を認め 購入するものは、財やサービスそのものではなく、 それがもたらす効用である。   「企業の目的は、顧客の創造である。  したがって、企業は二つの、  そして二つだけの基本的な機能を持つ。  それがマーケティングとイノベーションである。  マーケティングとイノペーションだけが  成果をもたらす。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■定義は一つ、顧客の創造■~目的は社会にある。~

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おはようございます。 薄雲りの川崎の朝です。 連日の晴天から下降気味でしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 企業とは何かを知るためには、 企業の目的から考えなければならない、 とする。 そして、企業の目的は、 それぞれの企業の外にあると続ける。 企業は社会の機関であり、 その目的は社会にある。 企業の目的の定義は一つしかない。 それは、顧客を創造することである。   「市場をつくるのは、  神や自然や経済的な力ではなく企業である。  企業は、すでに欲求が感じられているところへ、  その欲求を満足させる手段を提供する。  それは、飢饉における食物への欲求のように、  生活全体を支配し、人にそのことばかり  考えさせるような欲求かもしれない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■利益そのものとさえ無関係■~もっとも危険な病原菌~

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こんばんは。 見事な秋晴れが続きましたね。 いよいよ明日チューズデイは”嫌われ者対決” と言われる米大統領選。 結果は米国のみならず、 世界に影響を与える。 注目ですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 利潤動機なるものについて、 さらに続ける。 それは、企業行動はもちろん、 利益そのものとさえ無関係である。 そのうえこの観念のために、 利益と社会貢献は矛盾する との通念さえ生まれている。 しかし企業は、高い利益をあげて、 初めて社会貢献を果たすことができる。 「利潤動機なるものは、  的はずれであるだけでなく害を与えている。  この観念のゆえに、  利益の本質に対する誤解と、  利益に対する根深い敵意が生じている。  この誤解と敵意こそ、  現代社会におけるもっとも危険な病原菌である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■利潤動機には意味がない■~妥当性の判定基準~

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おはようございます。 快晴の川崎、引き締まった空気の朝です。 ポケモンGOながら運転で、 小学生の尊い命が奪われた。 亡くなられた小学生の 親御さんの気持ちを思うといたたまれなくなる。 毎日の通勤電車でも、他人の迷惑を考えない、 我慢ができないゲーマーが目に余る。 モラルの問題なんだろうが、 子や孫自分自身の命にかかわることとなれば、 モラルで済まされる問題ではないだろう。 そもそもポケモンGOでの事件事故は アメリカでも多発していて、 事前に予想できたこと。 社会の問題として対策が必要。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 企業は営利組織と答えることは、 まちがっているだけでなく的はずれである、 とした。 そして、利潤動機には意味がなく、 企業活動や企業の意思決定にとって、 原因や理由や根拠ではなく、 その妥当性の判定基準となるものである、 と続ける。 しかし、 たとえ経済人の代わりに、 天使を取締役に持ってきたとしても、 つまり金銭に対する興味が まったく存在しなかったとしても、 利益に対しては重大な関心を払わざるをえない。 「利潤動機なるものには、  利益そのものの意義さえ  まちがって神話化する危険がある。  利益は、個々の企業にとっても、  社会にとっても必要である。  しかしそれは企業や企業活動にとって、  目的ではなく条件である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■企業とは何か■~企業=営利組織ではない~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、 東京地方は段々と好天予想です。 国会ではTPP強行採決。 いかに強権政治を行っても、 安倍支持率は落ちないから、 やりたい放題でしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、マーケティングや 購買、人事、広報などの 職能については、様々な文献があるが、 マネジメントそのものが何であり、 何を行うべきものであり、 いかに行うべきものであるかについては、 議論さえ聞かない、 とする。 そして、これは偶然ではないと続ける。 なぜなら、総合的な経営科学と 真の企業理論が存在していないからである。 企業とは何かと聞けば、 経済学者をはじめとする ほとんどの人が営利組織と答える。 ドラッカーは、だがこの答えは、 まちがっているだけでなく的はずれである、 と断言する。 「経済学は利益を云々するが、  目的としての利益とは、  「安く買って高く売る」との  昔からの言葉を難しく言いなおしたにすぎない。  それは企業のいかなる活動も説明しない。  活動のあり方についても説明しない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■マネジメントの仕事と組織■~社会が関心を持つのは結果~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 休日合間の金曜日、 昼と夜の気温差が大きいので、 体調に気をつけて下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげること、 人を生かすこと、 社会に及ぼす影響を処理するとともに 社会に貢献すること、 これらの課題すべてを 今日と明日のバランスのもとに 果たすことがマネジメントに対する 社会の関心事である、 とする。 しかしそのために マネジメントが何をするかは、 社会の関心事ではない。 社会が関心を持つのは結果だけである。 もちろんマネジメントは、 自らに課されたこれらの 課題を果たすための手段に 重大な関心を持たなければならないが、 マネジメントの仕事と組織から、 マネジメントについて論じ始めることは、 かなり質の悪い発想である、 と続ける。 「なぜならば、  マネジメントの仕事と組織は、  それ自体が絶対かつ無条件のものではないからである。  それらのものは、  果たすべき役割によって決定されるべきものである。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-パート1 マネジメントの使命 1 マネジメントの役割」