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■マネジメントなき財務的操作は不毛■~金を使っただけに終わる。~

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すぐに使えるダウンロード版年賀状ソフトが1600円から販売中 おはようございます。 未明の川崎の朝、荒れ気味の天気の金曜日です。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬  買収、合併、売却等の財務的な手段の利用は、 容易ではなく成功も困難だ。 なぜならこれらは、何年も時間がかかる成長プロセスを、 一回の財務的取引で集約取得しようとすることであり、 時間を節約することとなる。 そして、合併には、自力での成長と同様の問題、 人に関わる問題と、人と人の関係に関わる問題をもたらす。 これらの問題も集約して発生する。 また買収には、最初から完金に適合したものはなく、 必ず何らかの調整が必要となる。 したがって、これら財務的な手段には、自力で成長してきた場合よりも、 優れたマネジメントと困難な意思決定への意欲を必要とする。 「財務的な手段は、それをマネジメントに従属させることによってのみ  成功させることができる。  さもなければ、結局は何も買えずに金を使っただけに終わる。  時間など買えるわけがない。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第13章 事業戦略と経営計画)     

■売却、切り捨て、縮小■~規模の大きさは適切さの指標~

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ドラッカーは、組織が自らの規模が不適切であると判明した際には、 取り組むべき三つの戦略があるとする。 第三の戦略、 ■売却、切り捨て、縮小 売却、切り捨て、縮小は、マネジメントにとっては 好ましくない戦略だが、あらゆる点で もっとも成功しやすい戦略とする。 基盤が安定し、過度な多角化を行い、 その結果規模が増大し過ぎた時には、 この戦略を採用すべきである。 規模が増大したことは、マネジメントや組織にとって、 成功したように見えるが、不適切な規模は失敗を招く。 「規模の大きさは、成功や成果の指標ではない。  マネジメントの能力の指標でもない。  大きさではなく適切さが、それらの指標である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 40 規模のマネジメント)     

■一か八かの戦略■~不適切な規模への対策~

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企業は自らに適切な規模を知らなければならない。 そして、不適切な規模の組織はこの不適切な規模への対策を打つ。 しかしその多くは、不適切が原因で肥大化した 業務分野、企業活動、機能などを改善するために、 売上げを増やそうとすることである。 他の成長分野との均衡を図るための成長を図るのだ。 これは、イチかバチかの戦略で、最後の手段で なければならない。 ドラッカーは、このような場合に取り組むべき 三つの戦略を示す。 ■事業の性格を変える ■合併と買収 ■売却、切り捨て、縮小 「均衡を図るために成長を図る。  それは一か八かの戦略である。  そのような戦略は最後の手段でなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 40 規模のマネジメント)