■マネジメントなき財務的操作は不毛■~金を使っただけに終わる。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
買収、合併、売却等の財務的な手段の利用は、
容易ではなく成功も困難だ。
なぜならこれらは、何年も時間がかかる成長プロセスを、
一回の財務的取引で集約取得しようとすることであり、
時間を節約することとなる。
そして、合併には、自力での成長と同様の問題、
人に関わる問題と、人と人の関係に関わる問題をもたらす。
これらの問題も集約して発生する。
また買収には、最初から完金に適合したものはなく、
必ず何らかの調整が必要となる。
したがって、これら財務的な手段には、自力で成長してきた場合よりも、
優れたマネジメントと困難な意思決定への意欲を必要とする。
「財務的な手段は、それをマネジメントに従属させることによってのみ
成功させることができる。
さもなければ、結局は何も買えずに金を使っただけに終わる。
時間など買えるわけがない。」
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第13章 事業戦略と経営計画)
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