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■組織設計で行うべき貢献分析■~直接成果、成果貢献、情報活動~

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組織設計で行うべき4つの分析。 その2【貢献分析】 ◆成果活動:組織全体の成果に直接あるいは間接の関わりを持つ測定可能な成果を生む活動 成果活動には三つの活動がある。  ・直接成果活動:直接収入をもたらす活動     病院には病人を治療する活動、学校には生徒に対する学習活動、財務部門には資金調達活動などがある。   そして、組織の機能としてのマーケティングとイノベーションがある。  ・成果貢献活動:自らは収入を生まないが、企業全体の成果や主要な部門の成果に直接関わりを持つ活動   ドラッカーは、工場における製造活動がこの典型であるとする。   意外に感じるが本質的な定義である。   つまり、マーケティング活動に基づいた製造設計により製造活動を行い、   そこから生み出した製品を市場に送り出すマーケティング活動を支援する活動と定義しているのだ。   その他に求人活動、教育訓練、労務管理、物流もこれに属する。   これらは収入活動の支援活動で、自ら収入を生み出すことはない。  ・情報活動:組織内のあらゆる者が必要とするアウトプットを生み出す活動   調査研究、社内システム部門等のがあり、この活動の成果は、定義し、測定し、評価することができる。   しかし、この活動も自ら収入を生み出すことはない。 「自らは収入を生まないが、企業全体の成果や主要な部門の成果に直接関わりを持つ活動、  すなわち成果貢献活動である。  典型が製造である。求人活動とともに、教育訓練もこれに属する。  購買や輸送もこの活動である。エンジニアリングもこの活動である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)