■仕事と収入の保証■~社会の一員にする仕組み~
おはようございます。 未明の川崎、昨日は雨の一日、 今日は晴れ、冬に舞い戻り 寒い一日になりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、働く者が 責任の重荷を負うためには、 仕事と収入の保証が なければならないとする。 働く者は、仕事と収入を 失う恐れがあるなかで、 仕事や集団、成果に 責任を持つことはできない。 かつて、技術の革新は 働く人から仕事を奪うとの怖れから、 イノベーションや生産性に対する 抵抗があった。 だがそれらの抵抗は、 人間の本性ではなく、 仕事と収入の保証が 与えられているところでは 抵抗は見られない。 必要なのは、責任を持たせるための 保証である。 雇用契約を結び、給与の支払いを いかに約束しても 実際に仕事を与えることが必要なのだ。 「給与を払い続けても、 現実に仕事を与えなくては 失業と同じ不安を与える。 必要なのは収入の保証だけではない。 積極的かつ体系的に仕事を与える仕組み、 すなわち働く者を 社会の生産的な一員にする仕組みである。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第3章 仕事と人間 13 責任と保障」