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■イノベーションの七つの機会■~心を開き、優れたものを受け入れる~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝です。 春闘でベースアップが盛んに報道される。 この報道の多くは全企業の0.3%にすぎない大企業である。 これが中小企業に拡大される要素があるのだろうか。 アベノミクスといわれる経済政策の真偽が問われるところだろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、イノベーションの機会を発見するためには、 「心を開き、扉を開け、耳を傾け、優れたものを受け入れなさい」と言った。 そして、イノベーションを体系的に探すための 七つの機会を常にチェックする必要があるとする。  ①予期せぬこと  ②産業構造の変化と地域間格差  ②ギャップの存在  ④ニーズの存在  ⑤人口の変化  ⑥認識の変化  ⑦新しい知識               「イノベーション志向の気風は、トップマネジメントに発し、  組織中に浸透させなければならい。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■当然としてきたものを疑う■~心臓と脳に負担をかける~

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おはようございます。 ソチオリンピックの後、パラリンピックが開催されている。 日本勢がメダルラッシュ。 一人ひとりのこれまでの努力の成果だ、 ぜひゲームを楽しんで欲しい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションには廃棄が最も重要だが、 同時に最も困難なステップである。   これまで当然としてきた日常業務、仕組み、手法を疑い、 変えようとすることは容易でない。 どこに問題があるかさえ見えないこともある。 ”相当の覚悟が必要である。” 「廃棄しなければイノベーションはできない。  成果をあげるには体系的な廃棄が必要である。  体系的な廃棄を日常としなければならない。  余分な体重は何の役にも立たないうえに、  心臓と脳に負担をかける」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■あらゆる確信に疑問を投げる。■~最も重要かつ困難なステップ~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝です。 東日本大震災、明後日で3年。 多くの教訓を風化させてはいけないことはもちろんだが、 まだまだ多くのものが取り残されている現実も決して忘れてはならない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ”イノベーションのための思考と方法を制約しているものはないか?” 廃棄の対象と考えるものは、製品やサービス、組織だけではない。 日常業務に関しても同様に廃棄対象として捉える必要がある。 【CASE】 骨接合材料会社シンセスは、品質がすべてであると自負していたが、 競合製品の方が売上げを伸ばしていた。 問題は物流にあり、体制のチェックを行うと共に、 病院のための在庫管理システムを開発し、 製品が在庫切れにならないようにした。 同社は、顧客との関係を見直し、 医者だけでなく病院管理者も顧客として捉えたのだ。 「事業の前提としている考え方さえ  廃棄することができなければならない。  あらゆる確信に疑問を投げかけ、  新しい考え方を取り入れる余地をつくる必要がある。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■日常の仕事として、廃棄を考える。■~名前さえないもの~

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おはようございます。 快晴の川崎、二日酔いの頭もすっきりの空です。 梅のつぼみも勢い付きますね。 皆さん良い週末を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、イノベーションには、体系的廃棄が必要であるとした。 新しいものを手に入れるためには、馴染みのものを棄てなければならない。 そしてそれは、新製品を開発したその日に、 それを棄てる日を決めておくことまで考える必要がある、 利益のあがらない事業、成長が止まった事業、鈍化した事業、 経営環境の変化によって競争力を失った事業も廃棄の候補である。 「あらゆる計画と活動を定期的に審査し、  有用性が証明されないものは廃棄するようにするならば、  最も頑強な官僚組織においてさえ、  創造性は驚くほど刺激されていく。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■ドラッカーの廃棄の原則■~イノベーションに要求される勇気~

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おはようございます。 既に薄明かりの川崎の朝です。 冷えてますよ、防寒をしっかりと。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ GEのジャック・ウェルチは、ドラッカーから学んだ最高の教えは、 「いまその事業を行っていなかったとしても、そこに人材と資金を投入するか」だったという。 ジャック・ウェルチは、世界で一位か二位になれない事業は、 売却するか撤退するとの基本方針を決定した。 【CASE】 健康・衛生用品のグローバル企業キンバリー・クラークは、 100年の歴史をもつ製紙事業を売却し、 ティッシュペーパーのクリネックスと、 紙おむつのハギーズに注力することとした。 成功してきたもののすべてを廃棄するという冒険であり、 さらに、P&Gとスコット・ペーパーという 二大グローバル企業への挑戦を意味していた。 「なじみの過去を捨てて、リスクをとり、  未知の世界へ飛び込むことなしに、  21世紀において繁栄することはありえない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■イノベーションの四つの問いかけ■~過去にしがみつくことをやめる。~

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おはようございます。 薄明の川崎の朝、朝はいくらか早くなった。 気温は低い。 柏市の強盗殺人事件の容疑者が逮捕された。 被害者と同じマンションの住人であった。 単なる異常者や薬物の影響か不明だが、 このようなリスクが、隣り合わせに存在していることは怖い。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、イノベーションとは 天才のひらめきではなく、体系であるとした。 そしてドラッカーは、イノベーションについて四つの問いかけを行う。 ①イノベーションを可能とするために何を廃棄するか? ②機会を体系的に追求しているか? ③機会を現実のものにするためのプロセスを踏んでいるか? ④イノベーションのための戦略は事業戦略と合致しているか? 【CASE】 コダック:成功したフィルム事業を捨て、 デジタル映像に人材と資金を投入した。 ゼロックス:コピー機の販売という形態を捨て、 リースという形で、コピー機能の販売という形に変えた。 過去を捨て、イノベーションを行ったのだ。 ”過去にしがみつくことをやめ、成功の確率を高めなければならない” 「あまりに多くの企業が既存の事業にとらわれ、  自らを解き放つことができないでいる。  そのためイノベーションを行えず、  運命を切り開くことができないでいる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■何を廃棄すべきか■~ 明日を創造すること~

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おはようございます。 雲の合間に青空が覗く川崎の朝。 今日は一日天気が持ちそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ スターバックスは、ドラッカーのいうイノベーションを行った。 【アップル社アイポッド】 それまで、1500曲内蔵の超小型ジュークボックスをほしいと思った顧客は、 世界に存在するはずなかった アップルはアイポッドを販売開始し4年後のアメリカでは、 人口の半分がアイポッドを使っていた。 そして、ドラッカーは、イノベーションならざるものについても指摘した。 【インテルCPUを搭載したアップルのパワーブック】 このモデルはイノベーションではないという。 なぜなら、顧客はパワーブックがパワーアップされることを期待している。 既に期待されているものを世の中に出してもイノベーションではないのだ。

■明日とは機会のことである。■~スターバックスのイノベーション~

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おはようございます。 未明の川崎、今日は桃の節句。 さぁ春はもうそこまで来てますよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、明日とは機会のことであるとした。 そして、この真の意味でのイノベーションを理解できなければ、 事業も理解できないとする。 スターバックスは、ドラッカーのいうイノベーションを行った。 スターバックスの副社長ドロシー・キムは、 最初から普通のコーヒー店にするつもりはなく、 家と仕事の間にあって、息抜きの場となることを目指していた。 「いつでもどうぞ」という場だ。 それは、かつていかなる顧客もコーヒー店には 期待していなかったものだった。 「スターバックスは居間であり、待ち合わせ室であり、  仕事からの息抜きの場、授業の合い間に寄るところだった。  たんにコーヒー豆を挽いて、お湯を入れ、  濾してもらうだけのところではなかった。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■自ら未来をつくりだすこと■~顧客の期待を変えるもの~

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おはようございます。 小雨が道路を濡らしている、静かな川崎の朝。 さぁ3月、年度末何かと忙しい時期。 春も間近、頑張っていきましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、未来を知る最善の方法は、 自ら未来をつくりだすことであるとする。 企業にとって最も重要なことは、 機会を明らかにしそこに人材と資金を投入し、 その機会を利用すること、 つまり「明日とは機会」のことなのだ。 だからこそ、ドラッカーの経営思想の中心には、 イノベーションがあるのだ。 そして、真のイノベーションとは、 顧客の期待を変えるものだという。 「既存の製品の改善と  ブランドカの強化に焦点を合わせただけのイノベーションは、  重要なことを見逃す。  真のイノベーションとは、顧客の期待を変えるものだ。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■顧客に始まり顧客に終わる■~何を聞き、どう解釈し、いかにイノベーションをするか~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、さぁ、週末をお楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 第2章の「結論」 顧客とコラボレーションし、彼らと一体化した考えを持ち、 行動するために企業が理解すべきこと。 その③ と ④ ③顧客ごとに成果は異なる。 ④成果は、顧客への密着度により左右される。 顧客一般は存在しない、つまり顧客が満足とするその成果は 顧客ごとに発生する。 そして、顧客はその満足を直ちに感受し、成果として理解する。 また、この成果は、企業が提供する財やサービスの良しあしだけでなく、 顧客といかに密着したかによって左右される。 ”企業が顧客の期待を変え、顧客が想像だにしなかった財サービスを提供し、 その結果として真のイノベーションに成功するには、 アウトサイド・インの考え方が不可欠である。” 「ドラッカーに、マネジメントは顧客に対して何をすべきかを聞いたところ、 答えは『今日どの顧客に会ったか、何を学んだかを毎日考えなさい』だった。 顧客にいかなる価値を提供できるかはあなた自身が何を聞き、 どう解釈し、いかにイノベーションをするかにかかっている。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■顧客一般なるもの■~個としての顧客に対峙する。~

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おはようございます。 ぐずついた天候、この週末も続きそうですね。 PM2.5が中国から届く前に、この雨で落下しないものか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 第2章の「結論」 顧客とコラボレーションし、彼らと一体化した考えを持ち、 行動するために企業が理解すべきこと。 その② 企業は顧客以上に、そのニーズと欲求を理解するために、 開放的コミュニケーションと、 顧客に真剣に向き合う真摯さが求められる。 そのためには、顧客をひとくくりとしてみるのではなく、 一人ひとりの個人としての顧客に向き合わなければならない。 ”もはや顧客一般なるものは存在しない。” 「彼らのニーズと欲求を理解しなければならない。  そのためには開放性と真摯さが求められる。  そのための鍵は、個としての顧客に対峙することである。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■顧客とはパートナー■~受け取るだけの存在ではない。~

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おはようございます。 昨日も暖かな一日でしたが、 今日は雨模様。 傘をお忘れなく。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 第2章の「結論」 顧客が市場の主導権を握っている現在、 企業は顧客の特性、価値観、成果を把握し、 彼らとコラボレーションし、彼らと一体化した考えを持ち、 行動しなければならない。 そのために企業が理解すべきこと。 ①顧客とは、受け取るだけの存在ではない。 ②一般的顧客は存在しない。 ③顧客ごとに成果は異なる。 ④成果は、顧客への密着度により左右される。 「顧客とは、もはや受け取るだけの存在ではない。  パートナーである。  彼らとの関係は単純ではない。  背後のコミュニティとも関係をもたなければならない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■外の世界と内の世界を結ぶ存在■~消費者をボスにすること~

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おはようございます。 昨日は暖かな一日でしたが、今日も同様とのこと。 ほっこりしますね。 週の中日、後半も頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? P&GのもとCEOラフリーは、それまでの経営方針について、 「あまりに多くの分野で技術や設備が主役になっていた」といった。 そして、研究開発や広報活動等全般にわたる見直しを行った。 多くの研究開発プロジェクトを中止し、 30秒コマーシャルによるじゅうたん爆撃方式で行っていたテレビCMも見直した。 顧客のニーズを”リトマス試験紙”として評価した結果である。 現在同社は、消費者への情報伝達について多様なシステム構築の一環として、 世界の途上国20か国で、妊娠中、子育て中の女性向けのサイト、 パンパース・ドットコムを立ち上げた。 途上国という成長市場ヘアクセスするには、 顧客の定義を拡大し、 顧客とならかった低所得者を顧客とするために 低価格を設定する必要があった。 ”考え方を根本から変える必要があった。” 「CEOだけが外と内をつなぐことができる。  CEOたる者は、このことを常時思い起こさなければならない。  CEOは誰がボスかを考えなければならない。  もちろん消費者がボスである] ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■成果を明らかにしているか?■~情報を収集し解釈する能力~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、暗さが寒気を増す。 しかし日中は春めいた気温になるとのこと。 喜んでばかりはいられない、 花粉やPM2.5など舞い踊る。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 企業は倫理的な領域にも取り組まなければならない。 諸々の社会的責任に反する行為が行われ、 企業そのものの存続を不可能にしている。 企業が苦境に立つのは、不祥事のせいばかりではないが、 ”鏡に自らの姿を映すことのできない企業”が少なくない。 企業は、経営環境の変化を四六時中モニターすることが必要である。 外の世界の地形の変化を掌握する、 つまり外から内を見るアウトサイド・インの姿勢が、 ここでも必要となる。 あらゆる組織が拠り所とすべき場所は市場であり、 この姿勢が、目指すべき方向と全体の戦略を規定する。 そしてこのアウトサイド・インの姿勢は、 外部の情報を収集し解釈する能力があって、 はじめて可能となる。 今日、大量の顧客に働きかける共通戦略に代わって、 個別戦略が登場してきた。 差別化した価値が個々の顧客に届けられるとき、 戦略として大きな成果をあげる。 「あらゆる組織が拠り所とすべき場所が市場である。  役員会議室ではない。] ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■成果をいかに評価しているか?■~アウトサイド・インの姿勢~

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おはようございます。 今朝も雲の多い川崎の朝です。 来週はもう3月、そろそろ春の兆しが見え始めますね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 顧客は成果をいかに評価しているか? 企業情報は、その企業のホームページよりも、 SNS等のサイトのほうが より多く入手できるようになった。 ドラッカーは、購買決定に関して、 顧客の友人や家族等からの影響を指摘したが 現在はこの膨大な電子メディアを含むものとなった。 ブログ、電子掲示板、チャットルームには、 企業に関する評判、感想、レイティングなどが豊富にあり、 いまや友人や家族よりも大きな影響をもつ。 したがって、企業にとっては、 有利なインターネット環境をつくることが不可欠であり、 そのためには、常時それらのサイトを チェックしていかなければならない。 インターネットを通して自社が顧客に どのように見られ使われているかを知ることにより、 顧客志向のアウトサイド・インの姿勢につながる。 「インターネットは、財サービスの販売促進に有効なだけではない。  自社の提供するものが、どのように見られ、使われ、求められ、  評価されているかを知るための情報を与えてくれる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■利益とは、成果の反映■~履き心地よく、格好よい靴を手に入れるため~

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おはようございます。 週末は久々に穏やかな好天模様。 来週にはぐっと寒さが緩む日が続くらしい、 春近し、、、か? ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 1980年代ドラッカーは、企業の多くが株主利益を追求し、 顧客の存在を忘れていることに軽傷を鳴らした。 利益は、制約条件として必要なものだが、 そのようなものとしての利益でさえ、 顧客を満足させたあとに得るべきもので、 その逆ではなかった。 ”企業の目的は、顧客に価値のあるものを提供することである。 それは、縁もゆかりもない者が、 自分のもつ購買力と交換してくれる何かを提供することである。” 利益とは、そのような成果を反映して得るべきものである。 「ドラッカーは、靴を買う者は、靴屋に利益を与えるために  支払いをするのではないと繰り返しいった。  履き心地がよく、格好がよい靴を手に入れるために  支払いをするのである。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■満たされていない価値は何か?■~購買を左右するもの~

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おはようございます。 先週には雪が予報されていたが、今日は大丈夫。 このところ週末は雨や雪だったが、今週末は晴れる予報。 春近しか? 早朝にふと目がさめ、TVをつけると丁度フィギアで 真央ちゃんが滑る直前であった。 回転で失敗し16位スタート、順位はどうでもいいので 明るく最後の晴れ舞台を楽しんで欲しい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? マネジメントは、顧客の満たされていない価値が何であり、 自分たちが満たすべき価値が何であるかを考えなければならない。 これらの問いは、顧客を大切にする文化を育てることとなる。 【CASE】 アップルでは、顧客の不満をリサーチするために、 チームを編成してチャットルームを精査している。 iPODに自動車用のバッテリー・チャージャーが必要なことを知ったのも、 チャットルームからの情報によるものだった。 最も重要なものは”顧客にとっての成果”。 ドラッカーは、自らが期待する成果を書きとめておき、 半年後に実際の成果と見比べることを要求し、 成果を測定し、理解し、評価せよといった。 フィードバック分析である。 「顧客を大切にする文化を育てることによってのみ、  顧客の購買を左右するものが何であるかを知ることができる。  そのような文化があってはじめて、  不合理に見える顧客の行動も理解することができる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■多様なマーケティング戦略■~顧客と一体化するための仕掛け~

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おはようございます。 ソチ五輪、葛西を含むジャンプ団体で見事銅メダルを獲得した。 明日は女子フィギア。 オリンピック選手になれたのも、選手自身の努力の賜物、 十分楽しんで欲しい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 顧客にとっての価値は何から影響を受けやすいか? 顧客にとっての価値は製品からだけではなく、 企業との関係や製品への発言力からの影響も大きい。 これは、従来からの対面取引から、 eコマースヘと変わったあとも変わらない。 サマーセット・ハウスボート社というボートメーカーは、 発注したボートの建造状況を、 顧客がネットワークで確認し、 設計変更を指示することができる仕組みを導入している。 これはたんなる新しい仕掛けの一つではなく、 顧客と一体化するための仕掛けである。 しかし自社の戦略を他社に知られることを嫌う企業もあり、 また顧客も第三者をかませることへの抵抗感は強い。 企業としては、顧客の独立志向を尊重しつつ、 より大きな価値の提供の仕方を模索していかざるをえない。 「モトローラは、若いお母さん方にとって、  携帯とおむつでは購入の仕方に大きな違いがないことを知った。  そこで同社は、ウォルマートのおむつ売り場の近くでキャンペーンを張った。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■顧客と自ら接触しなければならない。■~心の内の直接的な情報~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、気温はあまり低くはないが、 暗さが寒気を増している。 ソチ五輪葛西が見事銀メダルを獲得した。 金メダルを目標として、これからもチャレンジするとのこと。 41歳の快挙、レジェンドはまだ終わらない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 重要なことは、顧客の心の内についての直接的な情報である。 P&GのCEO A・G・ラフリーはそのために、 ペネズエラで民家にあがりこみ、 サンパウロやリオデジャネイロの街中を歩き回り、 製品がどのように買われ、 どのように使われているかを知ろうとした。 ジェイコブス社は、同族企業として、 化学産業用施設のエンジニアリングからスタートした。 しかし、売り物はコストや品質を越えた総合的な価値だ。 そして、経営幹部の何人かがドラッカーを読んで 自社の提供するものの価値について再考し、 自分たちはたんなるエンジニアリング会社ではないと結論した。 その結果、顧客は化学品メーカーから航空宇宙、製薬、 インフラと広がり、業容も一変し、年間売上高は、 17年前の10倍に成長している。 「顧客分析をマーケティング会社や  スタッフ部門に任せることはできても、  顧客との接触は自ら体験しなければならない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)

■顧客にとっての価値は何か?■~調査報告書ではわからない。~

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おはようございます。 ひさびさの快晴の川崎の朝です。 朝日が早速軒先の雪を溶かしています。 道路は融雪でぐちゃぐちゃになるんでしょうね。 足もとに気を付けて下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 知るべきことは、 ”顧客にとっての価値とわが社にとっての価値は一致しているか?”である。 顧客が何を価値とするかについて、 マーケティング会社やマーケティング部門が分析を行ってきた。 顧客にインタビューし、その価値を探り、立派な分析結果を得てきた。 しかし問題は、マネジメント自身が 顧客に直接問くことが必要だというところにある。 顧客の気持ちは、直接会って話を聞かなければわからないから、 マーケティング分析という仕事を、他社にアウトソースしたり、 一部門に任せたりしてはいけない。 いかに情報があふれ、分析ツールが向上しても、 重要なのは、”顧客の心の内についての直接的な情報”である。 「顧客の心の内は、調査報告書ではわからない。  直接会って話を聞かなければわからない。  顧客にとっての価値は、顧客の側から見なければわからない。  この仕事を委譲するわけにはいかない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)