■何が正しいかを考える■~正しい妥協と間違った妥協~
おはようございます。 雲が薄く広がる空が、 一層寒さを増す川崎の朝です。 1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。 正月気分も冷めやらないうちに、 あっという間ですよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 意思決定を行ううえで 必要とされる5つのステップ。 第三ステップ 決定においては何が正しいかを考える。 いったん決めたことも、 状況によって修正が必要になってくる。 この修正は、決めたことについての妥協を意味する。 妥協する際に重要なことは、 満たすべき必要条件を満足させるうえで 何が正しいかを知ること。 さもなければ、 正しい妥協と間違った妥協を見分けられず、 結果、間違った妥協をすることとなる。 ドラッカーはその例として、 GM(ゼネラルモーターズ)の コンサルタントを引き受けたときの話を示す。 当時のCEOスローンから、 ”気に入られるとか入られない”とかは 気にしないで書いて欲しいと 次のとおり話を受けた。 「受け入れられやすくするために、 妥協しようなどとは考えないでいただきたい。 あなたの助けがなければ妥協できないような者は、 この会社にはいないはずである。 しかし、何が正しいかを最初に教えてくれなければ、 正しい妥協もできなくなる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part4 意思決定のための基礎知識 1章 もっとも重要なことに集中せよ)