■自らが社会に与える影響への責任■~社会秩序への攻撃~
おはようございます。 雨降りの川崎の朝です。 連休明け、冷たい雨の一日になりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 故意であろうとなかろうと、 組織自らが社会に与える影響については、 自らに責任がある。 ドラッカーは、これが原則であるとする。 組織は問題を解決するために 責任ある行動をとらなければ、 社会からの報復を受けることになる。 ドラッカーは、一つの例をあげる。 フォードは車の安全性向上のために シートベルトつきの車を売り出したが、 販売不振のためまもなく製造を中止した。 それから15年後、社会に安全意識が広がると、 自動車メーカーは、”死の商人” との厳しい批判を受けるようになった。 その結果、市民保護を超えた、 メーカーバッシングともいえる法律が 多く作られ、自動車メーカーは、高い代価を 支払わなければならない形となった。 「組織が社会に与える影響には、 いかなる疑いの余地もなく、 その組織のマネジメントに責任がある。 世論が反対していないというだけでは 言いわけにはならない。 遅かれ早かれ、社会は、 そのような影響を社会の秩序に対する攻撃と見なす。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第4章 社会的責任 16社会的影響と社会の問題」