■不健全社会では機能しない■~組織は社会の機関~

おはようございます。

森友問題で、籠池さんとのインタビュー内容を
公表したジャーナリスト菅野さんが記者から、
それまでの森友学園攻撃姿勢が
なぜ変化したかの質問があった。

これまでの状況は、子供・保護者対森友学園だったから
森友側を糾弾してきたが、
今は役人対森友なので、役人糾弾をしている、
と語った。

姿勢としては正しいと思う。

しかし、一部の役人の寄付金問題で
幕引きさせるのではなく、
財務局、航空局、大阪府などの
根本にいる役人の責任を
追及しなければ国民は納得しませんよ。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

組織の社会的責任の問題は、
自らの活動に関するものと、
活動とは関わりなく
社会の問題として生ずる影響、
この二つの領域において生ずる。

ドラッカーは、自らの活動に関するものは、
組織の目的に付随して起こるもので、
多くの場合避けることのできない副産物であるとした。

そして、一方の社会の問題として生ずる影響は、
社会自体の機能不全から起こるとする。

地域間格差、再生エネルギー、食糧自足、
高齢者とヘルスケア、労働力不足、教育の荒廃、、、
枚挙にいとまがない。

これらは、社会の様々な環境が
生み出した問題でもあるにも関わらず、
社会の機能では解決できない問題である。

社会機能の不全である。

組織は、社会の仕組みの中でのみ
存在する機関であるということが
既知の前提であるとするならば、
社会の健康は、その組織のマネジメントにとって
重要な問題とならざるを得ない。


「なぜなら、健全な企業、健全な大学、健全な病院は、

  不健全な社会では機能しえないからである。

  マネジメントが社会の病気をつくったわけではない。

  しかし社会の健康は、マネジメントにとって必要である。」


~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第4章 社会的責任 16社会的影響と社会の問題」























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