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∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ Stand alone から Standard ■

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携帯端末の世界で、日本は国内で非常に使い勝手のいいものを粛々と作り続けてきた。 世界標準とは異なる日本仕様で、ユーザビリティ溢れる進化を遂げてきた、これを揶揄し”ガラパゴス”との表現がされる。 今般、シャープがそのままのネーミングで、ネットワーク端末を発表した。 情報技術というより、持ち前の液晶・タッチパネルの得意技が活かされた形に見えるが、ネーミングには共感する。 欧米技術を俯瞰しながら進化してきた日本技術だが、ベースには独自な生活感や価値観に対する細やかな配慮が施されてきた。 それが、携帯端末の世界では”ガラパゴス”と表現される所以になっているが、ここは大きな強みと思う。 日本独特の繊細なバランス感を、様々なモノ作りや仕組み作りに活かし、”孤立”を”世界標準”に変化させていくということは、 パラダイムのないこの時代の変わり目でこそより有効性を発揮できるものと思う。 「日本がいますぐ取り組まねばならない課題 --それは、時代が変わったことを認め、その変化に対応していくための意識改革です。 それでは、日本が直面している変化とは何でしょうか。 日本が直面しているのは危機ではなく、時代の変わり目である。 時代が変わったことを認め、その変化に対応していくための意識改革に取り組むべきである。 ー変化を拒絶してはならない。」 ~「ドラッカーの遺言」 時代の変わり目に今いることを明確に自覚するかしないかが、これからの道筋の大切な分岐点であるとしている。