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■生産性を爆発的に増大させたもの■~最大の福音は、教育訓練。~

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おはようございます。 今朝も雲の多い、すっきりしない川崎です。 三連休ですね、天気の急変に気を付けて、 事故の無いように気を付けてください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬  テイラー最大の功績は「教育訓練」であり、 これが生産性を爆発的に増大させた 100年前、高度な製品の製造に必要な技能を手に入れるには、 100年の年月を要していた。 1840年、蒸気機関をつくるドイツの徒弟制度においても、 熟練工の養成には3年から5年を要した。 ところがアメリカは、このテイラーの方法論を「教育訓練」により 導入することによって、わずかな数か月の期間に 工業生産量が飛躍的に増進した。 「アメリカは、第一次大戦中、そして特に第二次大戦中、  数か月で第一級の工員を養成するために、  テイラーの方法論を体系的に導入していった。  このことは、日本やドイツとの戦争に勝利するうえで、  最大の要因となった。」 ~『プロフェッショナルの条件』   (1章 ポスト資本主義社会への転換)

■組織設計で行うべき貢献分析■~直接成果、成果貢献、情報活動~

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組織設計で行うべき4つの分析。 その2【貢献分析】 ◆成果活動:組織全体の成果に直接あるいは間接の関わりを持つ測定可能な成果を生む活動 成果活動には三つの活動がある。  ・直接成果活動:直接収入をもたらす活動     病院には病人を治療する活動、学校には生徒に対する学習活動、財務部門には資金調達活動などがある。   そして、組織の機能としてのマーケティングとイノベーションがある。  ・成果貢献活動:自らは収入を生まないが、企業全体の成果や主要な部門の成果に直接関わりを持つ活動   ドラッカーは、工場における製造活動がこの典型であるとする。   意外に感じるが本質的な定義である。   つまり、マーケティング活動に基づいた製造設計により製造活動を行い、   そこから生み出した製品を市場に送り出すマーケティング活動を支援する活動と定義しているのだ。   その他に求人活動、教育訓練、労務管理、物流もこれに属する。   これらは収入活動の支援活動で、自ら収入を生み出すことはない。  ・情報活動:組織内のあらゆる者が必要とするアウトプットを生み出す活動   調査研究、社内システム部門等のがあり、この活動の成果は、定義し、測定し、評価することができる。   しかし、この活動も自ら収入を生み出すことはない。 「自らは収入を生まないが、企業全体の成果や主要な部門の成果に直接関わりを持つ活動、  すなわち成果貢献活動である。  典型が製造である。求人活動とともに、教育訓練もこれに属する。  購買や輸送もこの活動である。エンジニアリングもこの活動である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)     

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 「創造する経営者」 超簡単解説その2 ■

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ドラッカー「創造する経営者」超簡単解説(個人的理解)2回目です。 企業の本業は、次の3点とした。 ・今日の事業の業績をあげる。 ・潜在的な機会を発見し実現する。 ・明日のために新しい事業を開拓する。 そしてこの本業を実行するためには統合的な戦略が必要で、 そのためには「企業の現実、成果を上げるための能力、利用しうる資源」 についての理解をすべきとしています。 その理解のために、以下8項目の仮説検証を行うべきとする。 各項目について、明日以降掲載します。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪ピンチの中にチャンスを作る!! 『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】 「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 進行しつつある二つの変化 ■

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「日本が直面しているもう一つの大きな変化、 すなわち労働市場で進行しつつある変化について お話ししましょう。 労働市場の変化には二つの側面があり、 「労働の質」と「労働を担う世代」の両面で進行しています。」 ~「ドラッカーの遺言」 日本の労働環境について、2つの変化が顕著であると指摘する。 「質」については、”労働集約型”から”頭脳集約型”への変化で、 労働集約的な仕事はローコストな国に移転するが、頭脳集約的な仕事は そうはならないとする。 また、「世代」については、若年労働者の減少により、 絶対的な労働力不足となる。 そのため、定年の延長等高年齢層の労働力確保が必要になるとともに、 移民の受け入れが現実的課題となるとしている。 まだまだ高年齢層によるリーダシップが必要で、そのノウハウにより 少数頭脳集団を形成して労働市場をけん引するという考え方が 必要ではないでしょうか。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪ピンチの中にチャンスを作る!! 『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】 「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp/ ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 組織が必ずもつべき強みとは ■

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「強みは企業によって異なる。 それはいわば個性である。 しかし、あらゆる企業、あらゆる組織がもつべき 共通の強みがある。 イノベーションの能力である。」 ~「経営の哲学」 組織は自らの強みを生かして顧客を創造すべく奮闘する。 その強みは、組織ごとに異なる。 しかし、イノベーション能力はその個性に関わらず 全ての組織が必ず持つべきものとする。 新しい価値、新しい顧客を作り続けることが組織存続の 必須条件なんですね。 ≪ピンチの中にチャンスを作る!! 『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp ザ・ビートルズ...