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■人間は本質的に孤独■~生と死が意味をもつとの確信~

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おはようございます。 イギリス国民は EU離脱を選択した。 冷静な英国人が、 移民や加盟国間の経済格差に向かって怒り、 感情的になったと言われる。 米国でも同様な空気が流れている。 多様から純潔、融合から排他。 人類の歩んだ誤った道を 再び歩むのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ キルケゴールは、 もう一つの答えを出す。 信仰とは、神において不可能が 可能になるとの確信、 そして、神において 時間と永遠が一体となり、 生と死が意味をもつ との確信である。 さらに、信仰とは、 人間は神の創造物であって、 自律的な存在でも、 主でも、目的でも、中心でもないが、 責任と自由をもつ存在である との認識である。 「それは、人間が  本質的に孤独であることを  受け入れることである。  そして、たとえ「死の瞬間まで」であったとしても、  神とともにあることの確実さに  圧倒されることである。」 ~『イノベーターの条件』 (付章 もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か)

■トヨタは計画が緻密である。■~その後の行動は迅速である。~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝。 昨日はソフトバンクアカデミアで、パウエル元米国務長官の特別講義と 「パウエル×孫 正義対談」を聴講した。 お題は「リーダーシップ」だが、内容は”移民”が主体であった。 日本の労働人口減少ということが喫緊の課題であるということと、 両名が移民の家系であるということが背景にある。 国民の生活を支えるものは”国の富”であり、 それを生み出すのは”労働力”である。 その確保のためには移民しかないが、 日本では受け入れに対するアレルギーが強いので、 意識の改革が必要だろう。 一つは労働力を受け入れるではなく ”国民になってもらう”という意識だろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ トヨタは緻密に計画を行うが、行動は迅速である。 他の企業は、早く行動に移すことに注力する。 例えば、1年計画の中で、6か月を計画に費やす。 そして、製品のリリース時になって、問題が浮上してくる。 ”成果は遅れ、最悪の場合、成果が生まれる前に陳腐化する。” トヨタではどうか? 1年のうち11か月を計画に費やし、リリースする。 この際には、問題は浮上するが、 11か月の計画の中ですべて検討済みである。 【CASE】 エンジン、ボディ、生産プロセス、マーケティング戦略の すべてがはじめてというプリウスの開発に要した期間は正味15か月だった。 「開発期間の短さは、経営戦略上重大な意味をもつ。  いつでも直ちに顧客ニーズの変化に対応し、  イノベーションを行っていける。  間違いも致命的にはならないことを意味する。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第6章 意思決定が成果をあげるための方法)

■唯一普遍の問いかけ■~目的は何で、何をすべきか?~

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おはようございます。 雲は多いが明るい川崎の朝です。 今日は一日暑くなりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、リーダーは育てることなどできないとした。 有能なリーダは、自ら「目的は何で、その達成のために何をすべきか?」を 常に問いかける習慣を持っている。 激変する環境の中で、自らがリードする事業を定義すること。 このことを習慣として身につけることにより、事業は成果を出し、 リーダーとして成長するのである。 「何を目指しているのか、そのために何から手をつけるのか、  そのことの理解なしに、経営はただの一歩も歩みを進めることはできません。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■有能な人材を生み出す習慣■~育てることはできない。~

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おはようございます。 沖縄が梅雨明け、関東地方は梅雨入りの天候。 今日も朝からシトシトの川崎です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、経営科学は、普通の人間が良い仕事をできるようにするものだとした。 そして、そもそも、リーダーは育てることなどできないとする。 ではどうすればいいのか? 医学に例えると、、 医学は医者に対して、”いかに良心のある治療をするか” を問うことだけを教える。 医療の目的は、病気で困っている人たちの治療のためにまたは、 そのように困る人たちができないように予防することである。 医者はそのために何をすべきかを問い可能性を追い求める。 経営に置き換えると、次のとおりで、 ドラッカーは、この問いを常に意識する習慣こそが、 有能なリーダとして成長する条件だとする。 「われわれの事業の目的は何か?  この事業の成果は何なのか?  そのために何をすべきなのか?」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■普通の人間に良い仕事を■~”スーパー経営者”?~

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おはようございます。 明るい空の川崎です。 でも、突然の雷雨の可能性があるとのことなので、注意が必要ですよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、経営科学は、経営のための有効なツールであるとした。 ただしそれは、”スーパー経営者”を育成するものではないとする。 医療科学は天才外科医”ブラック・ジャック”を創り出そうとするものではない。 多くの普通の医者が多くの患者を治療するという役割を果たせるようにするものである。 同様に経営科学も沢山の”スティーブ・ジョブズ”を育成するものではなく、 社会に存在する普通の問題や不満を解決できる普通の経営者を作り出すものである。 ドラッカーは、自分自身の研究についても、普通の人間が良い仕事をできるようにすることを目指してきたとする。 「経営科学の務めも”スーパー経営者”を  創り出すためにあるのではなく、  経営能力のある普通の人間を  数多く育てることに力点を置いているのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■医学と医学研究者■~経営科学者を使いこなす~

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おはようございます。 関東地方は、梅雨が始まりましたね、やっと。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 組織の増加と多様化が進む中、 個人の才能だけでは経営は困難になり、 ”道具”としての経営科学が登場した。 ドラッカーは、経営科学を医学に例える。 いかに優秀な医者であろうと、医療技術や道具や薬のすべてを自ら作り出すことはできない。 それは、医学研究者の研究成果である。 そして、医者はそれらを使うことにより、治療成果を挙げる。 経営も同じで、経営科学者が成果として生みだした経営手法が、 普通の経営者が経営成果を生み出すことを可能とした。 ドラッカーは、経営者は経営科学者を道具として使いこなす必要があるとする。 「一握りの天才だけでなく、  多くの医者がごく普通の治療成果を挙げられる時代になりました。  医者が実践する医学は、  医学研究者の地道な努力によって支えられているのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■天才に頼れない時代■~”道具”としての経営科学~

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おはようございます。 小雨の川崎の朝です。 少しは水ガメが潤うかなぁ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、「どんな強みを生かし、どんなことをして、どんな成果を挙げるのか」に経営の本質があるとした。 そして、組織社会の伸展に伴って組織は多様化し増加した。 しかし、その膨大な数に見合うだけの天性の経営者の数は足らない。 個人の才能だけに頼った経営では対応しきれなくなったのだ。 そこに、”道具”としての経営科学が登場してきた。 「組織が少なく、経営者がそれほど必要でなかった時代には、  経営は生まれながらの天才に頼り切ればよかった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■経営の本質とは何でしょうか?■~三つの質問~

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おはようございます。 梅雨空の川崎の朝、台風接近です。 台風は勢力を弱めて接近中だが、カラ梅雨を補う雨量にはならない模様だ。 シトシトをジャンジャンでカバーできるかと期待したがゼーンゼーンだめ。 ”オノマトペ”、擬音語が最近多い。 日本語には5000語程あると言われている。(NHK) 日本語の特色である情感を含めた多くの情報を込められるという働きをする。 正しい言葉使いとこのオノマトペ、双方のバランスが必要でしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、成果を生み出す業務行為こそ、経営そのものとした。 そして、経営の本質について三つの質問を示す。 ①「あなたの事業は何か?何を達成しようとしているのか?何が他の事業と異なるところなのか?」 ②「あなたの事業の成果を、いかに定義するか?」 ③「あなたのコア・コンピタンス(独自の強み)は何か?」 「成果を得るために、どんな強みを活かして、  何をしなければならないか?  -経営の本質は、すべてこの一言に言い表されている。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■成果を生み出す行為■~何よりおもしろいもの~

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おはようございます。 梅雨空の川崎の朝、台風接近です。 親が子供を殺す、子供が親を殺す、小学生同士が傷つけ合う、入院患者に暴行。 多すぎる事件に思わず感覚が麻痺してはいけない。 被害者は弱者である、抗うことができない人たちである。 根本的な防止策はどこにあるか? ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 経営は、その目的に応じて設計された業務を執行する行為に他ならない。 そしてその目的は、その業務が何を生み出すか、どのようなメリットを作り出すかによって決められなければならない。 企業であれば利益がそのバロメーターとなる。 市場、顧客に受け入れられているかどうかの満足度の基準である。 学校ではどうか、、、 授業料収益ではなく、生徒の成績か?、有名校への進学か? それとも生徒の人生の成功だろうか? 病院では、、、 診療収入ではなく、患者の治療か?病気の根絶か?人類の幸せか? ドラッカーは、成果とは企業や組織の考える「理論」ではなく、 顧客がどうとらえるか、何をメリットとして受け取るかであるとする。 そして、それは非常に重要であり困難であり、 何よりおもしろいものであると付け加える。 「 成果は「理論」からではなく、  世の現実の中で実際に生じる物事の内側から  生み出されるべきものです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■学習は自己責任■~真の意味での「生涯教育」~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 さぁ一週間のスタート、今週は、台風の影響もあり雨量は増えそうですね。 ある世論調査での内閣支持率が、前月から3%下がったがまだ70%を超えている。 原発輸出や医薬品ネット解禁、景気回復実感など個別事項については、 過半数が批判しているにもかかわらずである。 部分を見ると問題ありだが、総体として現政権以外の選択肢が見つからないというところだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、自らのイノベートのためには、学習が必要とした。 そしてそれは、知識社会に働く人たちの自己責任であり、 真の意味での「生涯教育」であるとする。 知識は専門化の度合いに応じて細分化される。 そして一人の人間ができることには限界がある。 なので、これまでの知識の中で、既に無用なものを捨て、 今必要となる新しいものを選択し、そのために何を学ぶべきか、 これを絶えず問い続けなければならない。 ドラッカーは、これこそが、個人のイノベーションを 促進するものであるとする。 「 生涯にわたる継続的学習が不可欠となった事実を受け入れ、  つねに再教育を受ける心構えを持ち、  それを自己責任であると認識すること  いま、すべての人が身をもって知るべき事実です。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■知識が学習を要求する■~真の意味での学習~

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おはようございます。 さわやかな青空の川崎の朝です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、弱みを知ることが自らをイノベートしていく第一歩であるとした。 そして、そのイノベーションには学習が欠かせない。 事業を取り巻く環境は、常に変化し、 その事業は、高度に専門化し、細分化された知識をベースにした労働に基づく。 したがって、労働に求められる情報、技術、知識も 環境変化に応じて常に変化させなければならない。 そのための学習が一人ひとりに求められるのだ。 「 高度に専門化・細分化し、  つねに更新を迫られている情報=知識が、  私たちに継続的な学習を維持することを要求し、  繰り返し学校教育に立ち返ることを強く求めているからです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■自らをイノベートする■~決してすべきでないこと~

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おはようございます。 雲は多いが、明るい川崎の朝です。 週末をお楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジメントの生みの親であるドラッカーは、 自らが、部下を持つ管理職の道を選ばなかったという経験を通して 自己の弱みを知ることの大切さを学んだとした。 しかし、ここで多くの人が「部下を管理する方法を学ぶ」道を選択するという間違いを犯す。 人には向き不向きがあり、向いていないことはうまくいくはずはない。 才能も力量もないと気づいた時には、さっさとその道をあきらめるべきなのだ。 不得手なことは弱みであり、「決してすべきでないこと」。 この弱みは、本人のこれからの生き方の制約条件を示しており、 ドラッカーは、これを知ることが自らをイノベートしていく第一歩であるとする。 仕事に多様性、専門性が求められる時代の中で、やるべきことは、 自らの強みを見つけ、伸ばし、成果に結びつけることなんでしょう。 「自分にはその才能も力量もないと気づいた時には、  そこから遠ざかるべきであり、  その決断は早くに下されるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■組織に属すことを止めた理由■~「デキない部下」を持つこと~

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おはようございます。 時折小雨の降る川崎の朝。 梅雨ですよね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、自らの強みは過去のキャリアにあるとした。 そして、弱みつまり「やってはいけないこと」は、 すぐに気づくことができるとする。 ドラッカーは自分自身の経験について述べる。 自分自身は組織のマネージャとして働くことを20代で止めた。 それは、自身が人のマネジメントが下手だと認識したからだ。 その理由は、「デキない部下」を持つことに我慢ができないこと。 組織の中で働けば、人を管理せざるを得なくなり、 「デキない部下」を持つことになるからだ。 「デキない部下」をデキる部下に変えるということは ”弱みを一流にする”という無駄な努力であり、 このことにドラッカーは耐えられなかったのでしょうか。 「端的に言えば、「デキない部下」を持つことに  我慢ができないことがその理由で、  人を管理し、マネージしていくことが  下手だと認識できたために、  早くから組織に属して働くことを止めたのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■答えは過去のキャリアにある。■~うまくできたことはなにか?~

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おはようございます。 うす曇りの川崎の朝。 ザックジャパン、記者会見で本田が語った。 チームワークは日本人として得意分野でありうまくできている。 テーマは「個」、11人一人ひとりが自分自身をいかに高めるか、 自分自身の強みをいかに伸ばすか。 これが1年間のテーマだ。 しっかりした考えを持っているんだな。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、長所を発見し、それを明確にし、発展させること、 そして、それを早い段階から始めることが最も重要とした。 ではどうすればいいのか? その答えは過去のキャリアにある。 これまでに行ってきたことを振り返り、うまくできたこと、 うまくできなかったことを洗い出す。 その際、重要なことは、目標に沿っている、 つまり”やるべきことを、うまくできたか”ということ。 問うべきは、 「うまくできたこと」 「うまくできるであろうこと」 「伸ばしていく必要があること」である。 ドラッカーは、そこにこそ、自らの強みがあるとする。 「答えは、その人のそれ以前のキャリアの中に  現れています。  何をうまくこなしてきたか、  うまくできなかったことは何か……。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■成果を挙げる唯一の方法■~自分の強みを把握すること~

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おはようございます。 梅雨の真っ最中とは思えない、晴天の川崎の朝です。 5月の降雨量は記録的に少なかったとのこと、 この影響はいつどこに、、、、、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識労働が中核をなす「知識社会」において、 この中心となる「知識」は、高度に専門化・細分化し、 流動性の高いものとした。 この「知識社会」の中で、知識労働者は、 変化し続ける「情報」に応じたスキルを身に付け、 さらに継続してスキル・アップすることが求められるようになった。 ドラッカーは、このために最も重要となるのは、 自分の強みを把握することとする。 「自分が何を得意とするのかを知り、  磨きをかけていく  ---これこそ個人のイノベーションの要諦であり、  成果を挙げ続けていくための唯一の方法です。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■年間50万人の移民が■~労働市場の活性化~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 梅雨が本格化しない。 我々には過ごしやすいが、やはり降る時には降らないといろいろな影響もでるんでしょうね。 農業、雨具メーカー、天気予報、、、、、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つ目の変化「労働を担う世代の問題」。 ドラッカーは労働人口の絶対的な減少に対して、 移民を受け入れざるを得なくなるとし、 20年後には年間50万人の移民が必要になるという試算もあるとする。 閉鎖的な環境の中、日本は歴史上わずかな移民受け入れ経験しかない。 そして、移民は一度受け入れたら、その人たちは永続的に住み続けることになる。 文化や価値観、生活習慣などが異なり、家庭に見ず知らずの人を招き入れることと同様の抵抗感もある。 しかし、ドラッカーは日本経済にとって、移民は必須の選択肢であるとする。 「高齢化の進展で若い労働者が激減し、  移民は一度受け入れたら、何年か後に帰国することを  期待するというわけにはいかないし、  抵抗感もあるでしょう。  しかし、移民を受け入れて労働市場を活性化しない限り、  日本の経済はもはや成り立たなくなるはずです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■労働を担う世代の問題■~労働力の絶対的不足~

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おはようございます。 曇り空からだんだん明るい空になってきた川崎の朝です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つ目の変化「労働を担う世代の問題」。 もちろんこれは、今日本が抱える、 いわゆる”少子高齢化”の問題を指す。 少子化により、若い労働人口が増加しなくなるということと、 これまでの労働世代が高齢化して労働から離れていく。 労働人口の平均年齢の高齢化と 絶対的な労働力減少という大きな問題である。 ドラッカーは労働人口の絶対的な減少に対して、 定年の延長だけでは対応仕切れないとし、 移民の受け入れという選択肢を示す。 「高齢化の進展で若い労働者が激減し、    労働人口の重心はどんどん高齢者側にシフトしています。  定年の延長を余儀なくされ、  今後の20年間で74歳まで上がる、と私は予測しています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■ 年間50万人の移民が ■ ∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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災害発生後色々な変化が起きた。 ひとつには、様々なものが壊れ、消え、中断したために 起こった企業や個人の活動を阻害するという変化。 この目に見える変化のほかに、目に見えない変化を 察知しなければならないと思う。 今起こっている変化を”既に起こった未来”として見極め これから起こる深刻な事態を改善、回避することを真剣に 検討しなければならないと思います。 ----------------------- ドラッカーは日本の労働力不足のために”移民”は避けられない 選択肢とする。 「それでも不足する労働人口を補うために、日本は移民を 受け入れざるを得なくなるでしょう。 20年後には年間50万人の移民が必要になるという試算も あるほどです。 平安時代以降、明治期までの約1000年間で、合法的に 受け入れた移民が8000人に満たない国である日本は、 移民の扱いに慣れていません。 移民は一度受け入れたら、何年か後に帰国することを期待する というわけにはいかないし、抵抗感もあるでしょう。 しかし、移民を受け入れて労働市場を活性化しない限り、日本の 経済はもはや成り立たなくなるはずです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 高齢世代の増加、少子化等による労働世代の減少はこれからの 日本経済に大きなダメージで、そのために定年延長、ワークシェア 等様々対応策を考えなければならないでしょう。 それでもこの少子化という人口動態の流れはくいとめることは 出来そうもないですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp

■ 真のリーダーシップとは ■ ∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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昨日自宅駅前を歩いていると、入管支局に在日外国人と思しき方々が 行列をしていた。 出国手続きのためであろう。 身内と離れての他国生活で、突発事故に遭遇すれば不安を抱えて 帰国したくなる気持は理解できる。 冷静な判断といっても難しいかもしれないが、そこまで危機が 迫っているのかどうかを一度立ち止まって考えて欲しいと思う。 果たしてどれくらいの人達が出国するのか? 移民による労働力確保という将来の日本が避けて通れないテーマに とっては大きな課題となる。 帰国ラッシュが起こることは、移民労働力を前提条件とした 労働環境が空洞化することを意味する。 そこには”愛国心”、”出稼ぎ”、”コミュニティ”、”歴史観”、 ”道徳”、”宗教”等様々なキーワードが存在する。 移民について考える場合、当然なんでしょうが様々制約条件と 対案を考え抜かないといけないんですね。 しかも恐らくいつの間にか始まっているんでしょう。 ---------------------------------- ドラッカーは、真のリーダーは、予想や計画が崩れたときに 本来の目標に沿った意志決定を行うことができるとする。 ~リーダーと似非リーダーとの違いは目標にある。 現実の制約によって妥協せざるをえなくなったとき、 その妥協が使命と目標に沿っているか離れているかによって、 リーダーであるか否かが決まる。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp