■組織に属すことを止めた理由■~「デキない部下」を持つこと~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、自らの強みは過去のキャリアにあるとした。
そして、弱みつまり「やってはいけないこと」は、
すぐに気づくことができるとする。
ドラッカーは自分自身の経験について述べる。
自分自身は組織のマネージャとして働くことを20代で止めた。
それは、自身が人のマネジメントが下手だと認識したからだ。
その理由は、「デキない部下」を持つことに我慢ができないこと。
組織の中で働けば、人を管理せざるを得なくなり、
「デキない部下」を持つことになるからだ。
「デキない部下」をデキる部下に変えるということは
”弱みを一流にする”という無駄な努力であり、
このことにドラッカーは耐えられなかったのでしょうか。
「端的に言えば、「デキない部下」を持つことに
我慢ができないことがその理由で、
人を管理し、マネージしていくことが
下手だと認識できたために、
早くから組織に属して働くことを止めたのです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第6章 個人のイノベーション)
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