■真摯さの欠如は許さない。■~ごまかしがきかないもの。~
ドラッカーは、組織には、高度な基準による目標管理が必要であるとした。 そして、組織は真摯さを絶対視して、初めてまともな組織だと続ける。 まず、マネジメント職の任命に象徴的に表れるとする。 マネジメント職には絶対的に真摯さが必要である。 真摯さのないマネジメント職はその職を全うできない。 仕事のまづさは時には許せるが、真摯さのないことは許されない。 この真摯さが身につけていないことは、ごまかしがきかない。 部下は、上司が真摯であるかどうかは2,3週間で分かるとする。 人事権限者は、真摯さのないものを、マネジメント職につけては いけないのである。 「無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。 だが、真摯さの欠如は許さない。 決して許さない。 彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー 26 組織の精神)