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■人は、報われ方に応じて行動する。■~予算を生み出すものこそ成果~

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ドラッカーは、予算型組織に特有の性質について指摘する。 予算型組織の収益は、税金や母体組織の収益から配分されるので、 そこに働く人は、予算をいかに獲得するかが成果であり業績であると 誤解する。 しかし、予算で支払いを受けることは、それがいかに必要であり、 いかに望ましくとも、誤った方向づけにならざるをえない。 そして、ほとんどの場合、この誤った方向づけを皆無にすることは 至難であるとする。 「人は、報われ方に応じて行動する。  それは、報酬、昇進、メダル、ほめ言葉の  いずれであっても変わらない。  予算型組織も、その支払いの受け方のゆえに、  貢献ではなく予算を生み出すものこそ成果であり  業績であると誤解する。」  ~「マネジメント」

■公的機関と企業は何が違うのか。■~予算獲得こそ 存続のための第一要件~

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ドラッカーは、公的機関の機能不振について三つの誤解があるとした。 では、公的機関と企業は何が違うかのか。 ドラッカーはその違いについて、まず支払いの受け方にあるとする。 企業は顧客が欲しいと思い、代価を払おうと思うものを 提供したときにのみ支払いを受ける。 企業においては、顧客の満足が成果と業績を保証する。 一方、公的機関は成果や業績に対して支払いを受けるのではなく 予算によって運営される。 そしてその予算は、成果に対する支払いではなく、 活動とは関係のない税金から割り当てられる。 ドラッカーは、予算型組織である公的機関にとって、 成果とはより多く予算を獲得することで、 業績とは、今の予算を維持ないし増加させることであるとする。 「したがって、成果という言葉の通常の意味、 すなわち市場への貢献や目標の達成は二義的となる。 予算の獲得こそ、予算型組織の成果を測る第一の判定基準であり、 存続のための第一の要件となる。」 ~「マネジメント」

■人は、報われ方に応じて行動する。■~予算を生み出すものこそ成果~

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皆様   明けましておめでとうございます。 旧年中はお付き合いありがとうございました。 激震の一年が明けた新年、穏やかに始まりました。 この一年が皆様方にとって健やかな年でありますようお祈りいたします。 どうぞよろしくお願いします。 ドラッカーは、予算型組織に特有の性質について指摘する。 予算型組織の収益は、税金や母体沿組織の収益から配分されるので、 そこに働く人は、予算をいかに獲得するかが成果となると共に、 その結果が報われることとなる。 ドラッカーは、この状況は次の事実を示しているとする。 ”今日ではGNPの半分以上が、成果や業績に対し支払いを受けている企業にではなく、 約束やせいぜい努力に対し支払いを受けているにすぎない公的機関に流れている。” 「予算で支払いを受けることは、それがいかに必要であり、 いかに望ましくとも、誤った方向づけにならざるをえない。 病院や大学のように、成果ではなく、活動すなわちコストに対して 支払いを受けることも誤った方向づけにならざるをえない。 ほとんどの場合、この誤った方向づけを皆無にすることは至難である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット