■今日の組織社会には前例がない。■~組織が、知識を知識に適用する~
おはようございます。 69回目の終戦記念日、 川崎は久々の快晴です。 勝てる見込みのない中で、 広島に原爆が落とされ、長崎に落とされ、 さらなる犠牲者を生み出した挙句、 8月15日を迎えた。 この痛みを知らない人たちが、 人口の8割を超えるようになった。 戦争への危機感は間違いなく希薄になっている。 この日を機に、改めて、 多くの犠牲者への鎮魂とともに、 子供たちが戦争の犠牲者にならないことを祈りたい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織は、単一目的で設計され、 高度に専門的な道具により成果をあげるという点で前例がない。 そしてまた、組織が、知識を知識に適用することによって 成果をあげるという点でも、歴史上のいかなる社会とも異なる。 内部に存在する緊張と問題の大きさにおいても前例がない。 たとえば、継続と安定を求めるコミュニティのニーズと、 変化を求めざるをえない組織のニーズとの間の緊張関係がある。 さらには、知識専門家と経営管理者の関係に関わる問題がある。 前者は言葉や思想に焦点を合わせて、知識を生み出す。 後者は人間、仕事、成果に焦点を合わせて、知識を適用し、 その知識を生産的なものにする。 「組織社会を構成する組織のそれぞれが、 単一の目的のために設計され、 高度に専門的な道具を使って成果をあげるという点で、 歴史上のいかなる社会とも異なる。 そして、それらの組織が、 知識を知識に適用することによって成果をあげるという点でも、 歴史上のいかなる社会とも異なる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (第2章 新しい社会の主役は誰か)