■やりたいことへの誘惑に打ち克つ■~「何をしたいか」ではない~
おはようございます。 わが社の新しい試み、ふるさと村事業のイベントで、山梨県身延町にきています。 明るい朝、空気も素晴らしい。 昨晩の宴の酒の澱みも、凛とした空気にふっとぶ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、優秀なリーダーは、 「何をする必要があるか」を問うという習慣を持っているとした。 そして、有能なリーダーシップの例として 第二次世界大戦終幕時のアメリカ大統領トルーマンがとった行動を示す。 トルーマンは、社会改革を実現する経済政策を遂行したいとの思いを持っていた。 「自分がやりたいこと」は、経済政策であった。 しかし、大統領に就任した時の国際社会は、 東西陣営間のせめぎ合いが風雲急を告げる状態であったので、。 トルーマンは、経済政策ではなく外交政策を断行することを決意した。 企業マネジメントも同様で、キャッシュフローが回らない状況の中で、 得意の先端技術の研究にリソースを投じるわけにはいかない。 「「自分がやりたいこと」への誘惑に打ち克ち、 風雲急を告げる国際社会の難局を切り抜けるべく、 喫緊の課題である外交政策--「いますべきこと」-- を断行することを決意しました。 「何をしたいか」ではなく、「何をすべきか」を考えて行動したトルーマンは、 最高にして最大の功績を残した大統領であると言えるでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)