■仕事のプロセスを分析する■~「何か役に立つか」~
おはようございます。 雲の多い川崎の朝、 湿気が多く蒸し暑さを感じます。 福島原発事故に関する”吉田調書”が、 政府の非公開方針を翻して発表される。 全電源喪失時に本社が準備したバッテリーが スペック、サイズ等が合わずに ほとんど使用できなかった。 本社からの物資輸送は、 放射線量の低い範囲までしか届けられず、 現場から取りに行かざるを得なかった。 など、多くの課題が示されている。 安全神話というパラダイムに包まれた原発村の中で、 コンティンジェンシー・プランすらなかったのだ。 はたして、今同様な事故が発生した場合対応できるのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 知識労働の生産性を上げるには、 目的の定義、目的への集中、仕事の分類という 三つの分析を行う必要がある。 ドラッカーは、成果が主として 質を意味する仕事については、 どう分析すべきかは まだ分かっていないとする。 しかし「何か役に立つか」は、 間違いなく問われなければならない。 そして、前述の”成果が質と量の両方” を意味する仕事については、 「何か役に立つか」を問うと同時に、 仕事のプロセスを一つひとつ 分析することが必要である。 また”作業的な知識労働”については、 仕事の質の水準を定め、 それを仕事のプロセスに組み込むことが必要である。 「生産性向上は、作業を分解し、 分析し、組み立て直すことによって実現できる。 知識労働の生産性は、このように取り組むならば、 容易に向上させられる。 生産性は一挙に向上する。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 1章 生産性をいかにして高めるか)