投稿

ラベル(敦賀原発、巡礼の年)が付いた投稿を表示しています

■ チャンスに目を凝らせ ■~「機会重視型」発想を持て~

イメージ
おはようございます。 淡い日差しの川崎の朝、今日は雨の心配はない模様です。 週末、ビアガーデンなどにはうってつけの夕刻になりそうです。 日比谷公園でビアフェスタが始まる、天気もいいし、行ってみよう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 東日本大震災後、国内の精密機器や化学薬品メーカーなどが、放射線検知機器や除染剤の開発に力を入れた。 これは放射能汚染という社会的問題の克服にむけた企業の主体的な活動である。 これらのメーカーにとって、この状況は自らが生み出したものではない。 原発が直接的に作り出した社会的影響である。 ドラッカーは、社会機関としての企業は自らが生み出した問題のみならず、 ”社会の問題”を自らの問題として取り組まなければならないとする。 これらのメーカーは”社会の問題”に取り組むことにより、 社会貢献を果たすと共に、この“問題”を事業機会とみなした結果だ。 ドラッカーは、日本人のものの考え方において大きなリスクとなり得る点を 次のとおり指摘する。 「あなたたちの多くが「問題重視型」の思考様式に囚われていて、 「機会重視型」の発想を持っていないことを危惧しています。 問題を放置することは許されませんが、 問題のみに目を向ける姿勢は、過去の悪しき慣習を復活させる行為と 等しいことを理解しておいてください。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第4章 日本が進むべき道)     

■ 「生まれついての能力」を信じない ■~”カリスマ”は迷信~

イメージ
おはようございます。 うす曇りの川崎の朝、今日は突然のひと雨がありそうですよ。 気をつけましょう。 原子力規制委員会は、福井県の高速増殖原型炉「もんじゅ」の ずさんな管理体制の指摘に続いて、 敦賀原発の地盤が活断層との結論を出した。 この委員会は国策優先、企業寄りの姿勢ではなく、 独立性を保ち客観的に評価・指摘しているように見える。 しかし、この組織は最終的な決定権、命令権は持っていない。 国策として推し進められた原発事業についての、 意思決定には大きなプレッシャーが伴う。 だれも失策の責任は負いたくない、誰が意思決定を行うのだろうか? 誰が行えるのだろうか? ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジメントはそこに働く人たちを組織し、 各メンバーに適切な役割を割り振り、 士気を上げて、一人ひとりを成果を出させる。 そのために、マネジメントは、働く人たちの能力を伸ばすと共に、 より成果をあげるための環境を作り出す必要がある。 個人が成果を出すための能力は、組織の責任として考えるべきで、 個人の天性として捉えてはいけない。 普通の人間をいかに活かすか、ここにマネジメントの責任があるんですね。 「『生まれついての能力』というものを信じません。  偉大なリーダー、カリスマ、スーパー経営者・・・、  さまざまな呼称がもてはやされてきましたが、  すべて危険で馬鹿げた考えです。  ”不世出の存在”など迷信であり、少なくとも私は賛成しかねます。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)