■政治的見解を反映しなかった■~駐イギリス大使のポストを希望~
おはようございます。
未明の高知、
冷え込んでます。
昨晩は、雲のない空に月が浮かんでました。
見たときには既に半月状態でしたが、
しばらく仰ぎ見ました。
今日上京しますが、
富士山がくっきりと迎えてくれそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
通常の視点から見るならば、
ヘンリー・ルースはアメリカの政治に
何らの影響力ももたず、
いかなる政策も生み出さず、
個人としても何ら意味を持たない存在だった、
とした。
そして、
自らのささやかな政治的野心さえ
実現するだけの政治力を
持ち合わせなかった、
と続ける。
ドラッカーは、
彼の雑誌がアイゼンハワーの
大統領選挙の勝利に貢献したとき、
駐イギリス大使のポストを
希望したことは有名な話だった
とする。
しかしアイゼンハワーは、
劇作家で後にコネチカット州選出下院議員となる
彼の妻クレアをイタリア大使に任命することによって、
義理を欠くことなしに、
彼の希望をしりぞけたのだった。
「ルースが政治的に
重要な存在になりえなかったのは、
彼の雑誌が、彼の政治的見解を
反映することがなかったためだった。」
(Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
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