■正統性の根拠とは?■~人の強みを生産的にする。~
おはようございます。
昨日はポッカポッカの一日でしたね。
今朝も昨日同様肌寒いですが、明るい空が暖かくなる予感。
福島第一原発でまたもや、冷却一時停止した。
原因はまたもやネズミの進入によるもの。
水温は規定の65度を下回る14度であったと弁明にもならない説明があった。
既に発生した既知のリスクである。
侵入対策をしていたとのことだが、無効では意味がない。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
組織社会におけるリーダー的階層であるマネジメントは、
社会から正統性が認められなければ、単なる専横でしかない。
さらにドラッカーは、成果をあげるだけでは、
マネジメントの権限は正統とはされないと続ける。
市場と個人のニーズを満足させるという成果は、
マネジメントの役割である。
しかしそれは事業活動の説明に過ぎず、
正当な権限の根拠としては不十分だ。
では十分な根拠とは何か?
そこには組織の本質にかかわる課題がある。
組織に働く人は、自分自身の強みを発揮して初めて組織に貢献し、
組織は社会に貢献することができる。
これは同時に、働く人の貢献が、
社会への貢献になっていることを意味する。
組織を通して、働く人は社会とつながり、
社会の中での地位と役割を持つことになるのだ。
まさしく組織社会、知識社会の要である
働く人の強みを活かすことことこそが正統性の根拠なのだ。
「社会と地域に奉仕するというマネジメントの権限が認知されるには、
組織なるものの本質に基盤を置く正統性が必要とされる。
そのような正統性の根拠は1つしかない。
すなわち、人の強みを生産的なものにすることである。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 45 マネジメントの正統性)
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