■ニつの発展■~組織社会なおかつ知識社会~
おはようございます。
曇天の川崎、週末は芳しくない天候の模様。
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が7日間で発売部数100万部突破、文芸書では異例の大ヒットである。
その背景には、作者と同世代の団塊世代の人達の支持が大きいが、若い層への浸透も根強い。
活字の電子化という大きなトレンドは避けられないが、そういった傾向の中で、こういった異例と思えるポテンシャルを秘めた市場は、ここだけに眠っている分けではないだろう。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、来るべき時代はイノベーションの時代だとした。
続いて、現代社会とマネジメントの関連性について説く。
社会は、ニつの側面から発展してきた。
ひとつが、組織社会、もう一つが知識社会である。
人が社会の中で存在するためには、様々な物資、
サービスなどが必要となる。
そのそれぞれは、個人が自分自身で造り、
その必要性を満たすことは不可能である。
社会全体のこのような必要性を満たすために、
企業や公的機関が必要となり発展した。
そして、そこには働く人が必要となる、
しかも大量の消費を賄うために大量の労働者が必要となる。
働く人は、組織で働き生計を立てることとなった。
組織は社会に必要とされるものを生み出すと共に、
人々の働き場所を提供するという役割を果たす。
そして、多くの人々が組織で働くということは、
組織は働く人に依存することになったことを意味する。
組織社会である。
「われわれの社会は組織社会になった。
現代社会の主な課題はすべて組織によって遂行されている。
しかも、ほとんどの人が組織で働いている。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 45 マネジメントの正統性)
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