■イノベーションの力学■~確率分布に従う~




今日は穏やかな一日でした。

村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」届いた。

明日はこの本をゆっくり読もう。




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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

ドラッカーは、イノベーションとは、価値であるとした。

そして、イノベーションには、”力学”がある。
どのような変化が、イノベーションの機会となりうるかは、
確率分布に従うとする。
そして、ドラッカーは、成果をもたらす分野は体系的に探せるとする。

まず、需要が増大しているにもかかわらず収益が伸びないときの対処を示す。
収益が伸びない理由は、製造プロセスの無駄や製品が価格競争におかれていること、
チャネルの適合性が低いこと、顧客満足が低下したことなどが考えられる。

なので、これらを変えるイノベーションが大きな成果を生む。
その際に注意すべき変化は、すでに発生していながら、
経済的な衝撃がまだ表れていない変化である。
そのなかでも、もっとも重要で確実なものが人口構造の変化である。

これに対し、知識の変化もイノベーションの機会だが、不確実性が高いとする。
なぜなら、知識というものは、眼には見えないもので、どのようなスピードで、
どのような大きさで変化しているかはわからないからである。



「イノベーションを行う組織は、

 イノベーションの力学というものの存在に気づいている。

 それが確率分布に従うことを知っている。

 いかなる種類のイノベーションが、

 製品、工程、事業、市場となりうるかを知る方法を知っている。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 44 イノベーション)


   


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