■日本の終身雇用制度■~従業員配置の柔軟性~

おはようございます。

未明の川崎の朝、
今期一番の冷え込みです。

しばらく続いた雨模様の天候も、
心配なさそうですね。
しかし、その分真冬の寒さ、
暖かくしてください。

金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
今後、距離を超えた協働が
ますます増えるだろう、
とした。

そして、これにはもっともな理由がある、
と続ける。


第一に、自社の従業員は
なかなか減らせないが、
委託契約した会社やその従業員なら
簡単に契約を解除できる
といった従業員の雇用や配置に
柔軟性が生まれるからだ、
と続ける。


日本の経営者は、
この手法を30年間続けてきたが、
たとえば、トヨタで働いている人の
74パーセントは、
トヨタから給与を受け取っているわけではなく、
給与は委託会社や
サプライヤーから支払われている。


ドラッカーは、
歴史的にさまざまな理由があって、
そうした人たちは
トヨタで長期間働いており、
これが日本で終身雇用が
可能になっている要因だとする。



「こうしたサプライヤーから派遣された従業員は

 トヨタの従業員ではなく、

 トヨタによる雇用の保証もありません。

 したがって、トヨタは基本的にそこで働いている人の

 七分の一に対してだけ、

 つまり、トヨタから給与を

 受け取っている男性だけに

 終身雇用を保証していることになるわけです。」



~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1989年 ■知識の講義Ⅳ)

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