■現実を直視できなくなる製品■~明日は決して来ない。~

おはようございます。

雲の多い、湿気の多い川崎の朝です。
福島第一原発の汚染水漏れで経緯が明らかになればなるほど、
管理体制の不備、抜け漏れが明らかになる。

そもそも日本の原発には、発電により生みだされる放射性廃棄物の処理施設がない。
福島では、地下水が原発施設に流入し、その水がそのまま放射能汚染され、
増え続けている。
巨大なる"トイレのないマンション”である。

仮に完璧と思われる対策を施しても、困難を極める事態にもかかわらず、泥縄状態。
東電が既に管理責任者としてこの事態を乗り越えることはできないことは自明だ。

国民の命、海の安全を守るために、国の責任で早急な対応が求められる。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

製品の11分類
その10【独善的製品】

これはどういった製品か?
ドラッカーは、特殊製品よりもさらに危険であり、どこにも見られ、
排除のきわめて難しい製品だとする。

これは、まだ成功に至らないが、成功を信じているため、
多額の投資をしてきている製品を指す。
マネジメントは、成功はきっと来ると信じているため、
現実を直視できなくなり、さらに資源を注ぎ込むことになる。

資源を役人すれば見通しがよくなるという考えは大きな幻想であり、
そもそも顧客が見向きもしない製品である。

ドラッカーは、「一度で成功しなければ、一度だけやり直せ。
そして次は、ほかのことをせよ」と、撤退の選択判断が必要とする。

「明日には成功すると信じている。

 しかし、その明日は決して来ない。

 そして、期待に応えてくれなければくれないほど、

 さらに資源を注ぎ込むことになる。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第4章 製品とライフサイクル)


   


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