■コストとは経済の概念■~誰も、単に物を買っているのではない。~

おはようございます。

温度計は既に30度を超えている。
やはり高知の朝は蒸し暑い。

台風の影響は、いまのところ皆無だが、ニュースによるとこれから注意が必要らしい。

今日は絵金を見に赤岡に行こうと思うが、どうだろう。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

コスト管理の五つの原則。

その五
コストとは経済の概念である。

なにを言っているのか?

企業というものは、社会に対して経済的価値を生み出さなければ存続できない。

そしてこの経済的価値を決定するのは、消費者であり、消費者はコストを含めた価格でメーカーの製品を判断する。
いわゆるバリューチェーンである。

しかし企業は、製造に当たって企業の内部で発生するコストは全体の三分の一で、三分の二は、企業の外部で発生しているという事実を認識しない。

消費者は、単に物を買っているのではなく、自らの満足と効用を買っている。

なのでコストは、その満足と効用を引き出すために必要となる管理、修理、利用に関わるすべてのコストを合むものと考えなければならない。

企業がいくら単独でコスト管理しても、最終消費者は最終価格に転化されたコストを含む支払い総額にしか関心がない。

企業は、このバリューチェーン全体のコストを考慮しなければならない。

「消費者にとって重要なのは、全体のコストである。

コストが、原材料から最終製品にいたる一連の経済連鎖の

どこで発生しているかはまったく関心のないことである。

消費者にとっての関心は、得るものに対する支払いの総額である。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(5章 コストセンターとコスト構造)

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