■問題重視型の思考■~現実における二つの変化~
おはようございます。
雲の多い川崎の朝です。
参議院選挙が今日公示された。
与党は”ねじれ解消”を叫ぶ。
与党が国会運営の阻害要因を排除したいという、
与党の都合である。
有権者は、国会運営のスムーズさが問題なのではなく、
我々自身の生活のスムーズさが問題なのだ。
惑わされてはいけない。
----------------------
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、社会の変化について、問題重視型の思考では、
今起こっていることが変化であることに気づくことができないとする。
未経験の事象は、その影響もスピードも予測が難しく、
現状を乱す”問題”と捉えてしまう。
さらにその問題は”回避すべき危機”として認識される。
しかし、未経験の事象が起こっているということは、
変化が起こっているということである。
変化と見ることにより、課題として捉えることできてが、対応することが可能となる。
ドラッカーは、そうすることにより、変化は危機ではなく機会と見ることができるとする。
「現実における変化には、二つの特徴があります。
前回とは決して同じにならないこと。
そして、机上で考える変化より先に現れること、です。
このことを理解しなければ、変化を危機と見誤ってしまうでしょう。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(「ドラッカーの遺言」第4章 日本が進むべき道)
コメント