■『変革の哲学』まえがき(4)■~終身雇用と国際競争力の併存~

 おはようございます。


未明の高知、

東の空が少しずつ明るくなり始めました。


ゴミ出しの空気は

涼しくさわやかでもあります。

でもこれから段々陽射しが強まり、

日中は真夏の暑さになりそうです。


盆明けの月曜日、

今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

企業マネジメントにとって

変革と継続のバランスが、

変わることのない課題となったが、

そのバランスは日本を典型として、

永続しない、

とした。



そして、

終身雇用と国際競争力の併存こそ、

継続と変革のバランスの一つの理想として

羨望の的となるものだったが、

すでに、その日本のバランスも

どこかへ行ってしまったと続ける。



実は、処女作『経済人の終わり』(1939年刊)から

2002年刊行の『ネクスト・ソサエティ』

に至る全著作のテーマが、

この継続と変革のバランスだったと、

ドラッカーは述べる。






「本書収載のすべての言葉が、


 そのような私の問題意識に発している。


 本書においても、


 言葉の選択と全体の編集は昔からの友人、


 上田惇生教授にお願いした。


 ここに読者とともに深く謝意を表したい。」


~2003年盛夏

カリフォルニア州クレアモントにて

ピーター・F・ドラッカー




(『変革の哲学』 著者まえがき)


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