■仲良しクラブではない。■~人情や気使いや雰囲気に流されない~
おはようございます。
窓の外はまだ暗いが、うっすらと積った雪が白く光る。
静かで寒い川崎の朝。
北朝鮮が核実験を行った。小型で強力な威力とのことで、
再びロケット発射実験の可能性もある。
具体的な目的を明確に示そうとしている。
どう考えても、実行不可能な行動に向かっているのか。
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トップマネジメントがチームとして機能するための厳しい条件。
◆メンバー同士が仲良くする必要はない。
トップマネジメントチームの各メンバーは、
それぞれの分野における意思決定責任者である。
トップマネジメントチームが行うべきことは、
学生のクラブ活動とは異なるし、趣味の同好会とも異なる。
仲良しクラブではない。
自らの担当分野と組織全体の成果に責任を持った決断を迫られる役割にとって、
温和で親しみのある人間関係は不要である。
成果に向けた正しさのみに目を向けなければならないときに、
人情や気使いや雰囲気で本質を見誤ることになってしまうことがあってはならないのだ。
しかし、それは、喧嘩ではなく、他のメンバーの足を引っ張ったり、
けなしたりするものではない。
自らの意思決定と、他のメンバの意思決定を正しいものにするための方策である。
「トップマネジメントのメンバーは、仲良くする必要はない。
尊敬し合う必要もない。
ただし、攻撃し合ってはならない。
会議室の外で、互いのことをとやかく言ったり、
批判したり、けなしたりしてはならない。
ほめあうことさえしないほうがよい。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第8章 トップマネジメント 38 トップマネジメントの構造)
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