■トップマネジメントの課題■~刺激と情報、思考の供給~





ドラッカーは、トップマネジメントの仕事と組織について、
ドイツ銀行の成功例には3つの教訓があるとした。

教訓1
◆トップマネジメントに特有の仕事が存在すること
組織には、トップマネジメントの取り組むべき課題が数多くあるが、
それは、トップマネジメントがトップにあり、法的な権力や権限を
持つからではない。

なぜか?
それは、事業全体を見て、事業全体を考えて意思決定できる者は
トップマネジメントしかいないからだ。

教訓2
◆トップマネジメントには独自の構造が必要なこと
他の組織とは異なる、独特の組織構造を必要とする。

教訓3
◆トップマネジメントには、独自のインプット機関が必要なこと
なにをインプットするのか?
それは、トップマネジメントの行う意思決定に必要となる
刺激と情報、思考だ。

これらを供給すべき独自の機関を必要とする。



「組織には、トップマネジメントの課題というべきものが数多くある。

 だが、それらがトップマネジメントの課題であるのは、

 トップマネジメントがトップにあるからではない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(Part3 マネジメントの戦略 36 ドイツ銀行物語)




   


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