■国家支配の芽は摘んだが■~担える役目など存在しない~

おはようございます。

薄雲りの寒空の川崎の朝です。

日本海側の豪雪、一山は越えましたが、
また大雪の恐れがあるようです。
お気を付け下さい。

東京地方の三連休、生憎の天候のようですね。
暖かくしてお過ごし下さい。

今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
保護主義の権化と言える
産業の代表は銀行である、
とした。

そして、社会的観点から捉えた場合に、
銀行を保護する政策にいくつかの利点が
あったことは否定しない、
と続ける。

その利点、三点をあげる。

・中小企業や地域産業の成長を支え、
日本が国全体で大きな成功を収める要因になったこと。
・ごく少数の大銀行による国家支配の芽を摘んだこと。
・あまりにも大量に採用されていた金融界の人間の
雇用を安寧のうちに守ること。

しかしドラッカーは、
時代は変わり、金融保護政策の有用性は
完全に失われた、
とする。



「企業活動がグローバル化し、

  ドメスティックな金融が成り立たなくなったいま、

  保護された銀行に担える役目など存在しないのです。」

~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」

(第2章 日本の”いま”)

































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