■価値への取り組み■~人体におけるビタミンやミネラル~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。
その2 価値への取り組み
ドラッカーは、組織を生かすうえでは
カロリーが必要となるとした。
そして同時に、ビタミンやミネラルと同じように、
”価値への取り組み”が必要であるとする。
ビタミンやミネラルは、人体にとって
組織や機能を維持する機能を司る。
これら栄養素が摂取できなければ人は、
病気になりやがて死亡に至る。
組織にとってその栄養素は、明確な目的であり、
生み出すべき価値である。
これがなければ組織の維持は困難となる。
価値への取り組みも、明確にできない場合もある。
【アメリカ農政の例】
そこには、相容れない二つの根本的価値観が存在した。
農業の生産性の向上と、
国のバックボーンとしての家族的農場の維持である。
前者は、高度に機械化された大規模事業としての産業的農業であり、
後者は、保護された非生産的な農民による郷愁的な農村であった。
「組織には、人体におけるビタミンやミネラルと同じように、
価値への取り組みが必要である。
組織は常に、明確な目的をもたなければならない。
さもなければ、混乱し、麻揮し、破壊される。」
~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 3章 貢献を重視する)
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