■責任をもって成果をあげる■~ともに働く人たちを欺く~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。
その3 人材の育成 3
【ブライアン看護婦の例】
彼女は、担当病棟で何か新しいことが決まりそうになると、
「それは患者にとっていちばんよいことでしょうか」
と必ず聞くことで有名で、
この看護婦の病棟の患者は回復が早かった。
こうして病院全体に、
「ブライアン看護婦の原則」がでぎあがり、
病院の誰もが、「患者にとって最善か」
を常に考えるようになっていた。
このブライアン看護婦が引退して10年がたつが、
彼女が設定した基準は、
彼女よりも教育や地位が上の人たちに対し、
今も高い要求を課している。
「貢献に焦点を合わせるということは、
責任をもって成果をあげるということである。
貢献に焦点を合わせることなくしては、
やがて自らをごまかし、組織を壊し、
ともに働く人たちを欺くことになる。」
~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 3章 貢献を重視する)
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