■期待すべきことは何か■~部下たちが貢献すべきことを要求する。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
貢献を重視できる上司は、
部下に対して貢献すべきことを要求する。
そのために次のことを聞く。
「組織、及び上司である私は、あなたに対しどのような貢献の責任をもつべきか」
「あなたに期待すべきことは何か」
「あなたの知識や能力をもっともよく活用できる道は何か」
その結果、部下は「自分はどのような貢献を期待されるべきか」
を考えるようになり、
上司は、部下の考えるこの貢献について、
その有効性を判断する権限と責任を持つことを知る。
しかし、ドラッカーは、この部下が設定する目標は、
上司が考えているものとは違うことがほとんどだが、
その違いはさして重要ではないとする。
なぜならば、
”意味あるコミュニケーション、
しかも成果に結びつくコミュニケーションが
すでに確立されている。”
からである。
「部下は現実を、上司とはまったく違うように見ている。
有能であるほど、
また進んで責任をもとうとするほど、
現実や機会やニーズについての見方が、
上司のそれと違ってくる。
この違いはかなり大きい。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part2 働くことの意味が変わった 3章 貢献を重視する)
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