■技術は付随的ではいけない。■~リーダーとなるための中核~
おはようございます。
今日も晴天の川崎の朝。
靖国神社の「桜標本木」が開花し、東京地方の開花宣言が出された。
花見にはまだ早いが、天気はいいので、咲き始めの桜を見るのもいい。
しかし、PM2.5は確実に飛び交っている。
うっとおしいがマスクは忘れないように。。
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共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則
◆中核的であること。
ドラッカーは、多角化する技術には、競合企業が作り出していない、
新しい顧客満足を作り出すことができる卓越性が必要であるとした。
さらにこの技術は、中核的でなければならないとする。
印刷会社が開発する”3Dプリント”技術を、医療分野に多角化することに例えてみる。
骨の病気の治療では、自分自身や他人の骨または人工骨が使われる。
現在の手法では、それぞれ制約条件が大きい。
そこで、現在の手法の持つデメリットを克服するために、
インクジェットプリンタ技術を使用した積層法技術が可能となる。
つまり、一枚ごとに精緻に印刷する技術を積み重ねて立体化するという考え。
患部と同じ形状で造形し、最終的に自分の骨に置き換わるということを
可能にしようとする技術だ。
骨の働きを補助するというだけであれば”付随的技術”だが、
このように骨自体を作り出すという技術は”中核的技術”といえる。
「技術は付随的ではなく中核的でなければならない。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)
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