■共通の技術は共通の言語■~非合理として抵抗する。~




ドラッカーは、多角化を調和させ、一体性を保つための方法は二つしかないとする。

その2【共通の技術】

これまで使用してきた技術を、これまでとは異なる市場に投入することだが、

しかし、この多角化は、同一市場で技術の多角化を図るよりも困難であるとする。



例えば、印刷技術の向上は、出版、広告市場には容易に受け入れられる。


しかし、他の市場である半導体や医療の市場には受け入れられがたい。


そこで、このような場合に守るべき、五つの原則がある。

◆理論ではなく技能であること。


◆卓越した技術であること。


◆中核的であること。


◆戦略があること。


◆マーケティングの知識と戦力があること。



「共通の技術は共通の言語である。

 競争の武器である。

 市場優位をもたらす。

 統合された多角化を可能にする。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)



   


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