最善の活用方法は何か■~戦略がなければならない。~
共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則
◆戦略があること。
ドラッカーは、多角化する技術は、中核的でなければならないとした。
次に、その技術には戦略がなければならないとする。
新しく開発した技術の活用の方法はいくつもあり、
その戦略は複雑かつ難しい。
検討すべきことは、最善の活用方法は何かであり、
活用する上で必要となる付随的な技術は何かである。
印刷会社の3Dプリント技術による人工骨造形を、
医療分野に適用することに例えてみる。
高齢世代の増加により増える、老化による骨の障害に活用する。
そのために、より自然骨に近い材質を生み出す技術や、
体力に負担の少ない埋め込み技術などを付随的技術として
考える必要がある。
「『最善の活用方法は何か』を検討しなければならない。
次に『製品、サービス、市場に適用するうえで必要となる付随的な技術は何か』
を明らかにしなければならない。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)
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