■成功が問題を招く■~利害の不一致が明らかになる時~




おはようございます。

今日も花曇の朝。
すっきりしない天気ですが、桜も何とか週末まで持ちましたね。

明日は雨模様、今日がまさしく花見のラストチャンス。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


多角化のマネジメントの手段には、2種類、四つある。

【不健全な多角化を正すための手段】
 ◆合弁

ドラッカーは、この手段としての合弁は、もっとも柔軟だが、
もっとも難しく、もっとも理解されていないとする。

パートナーシップとして、合弁が失敗したときになすべきことは、
はっきりしている。
二つの親会社の利害は一致する。

ところが、成功するとそれは一変する。
親会社間の利害や目的が一致していなかったことが明らかになる。

このような合併の持つ課題への対応策として、
ドラッカーは次の4点を示す。

△親会社二社と合弁会社の三つの目標を明らかにしておく。
△第三者の仲裁者を決めておく。
△合弁会社の独立性を確保する。
△合弁が成功したときには、親会社から分離独立させる。


「もともと親会社間の利害が一致していないこと、

 それどころかまったく相容れないことが

 突如明らかになる。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)



   


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