■成果をあげることは習慣■~七歳の子供でも理解できる。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、成果をあげることは
一つの習慣であるとした。
そしてそれは、七歳の子供でも理解できるほど
単純なことであるとする。
掛け算の九九は誰しも、「六、六、三六」と
うわ言のように繰り返し口にすることにより憶えた。
そして、何も考えずに反射的に
口から出るように身につかなければならない。
ドラッカーは、小さいころ、
ピアノの先生に次の様に言われた。
「君はモーツァルトのように弾けるようにはならない。
でも音階はモーツァルトのように弾かなければならない」
モーツァルトでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、
あのように弾けるようにはならなかった。
いかえれば、モーツアルトに成れないとしても、
上手なピアニストになるためには、
音階が弾ければよい。
ドラッカーは、この言葉は、ピアニストのみならず、
あらゆる仕事に当てはまるとする。
「どんな分野でも、
普通の人であれば並の能力は身につけられる。
卓越することはできないかもしれない。
卓越するには、
特別の才能が必要だからである。
だが、成果をあげるには、
成果をあげるための並の能力で十分である。」
~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)
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