■自らの知識と能力の浪費■~複雑な世界に対峙している。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
組織に働く者を取り巻く4つの現実。
その2
自ら現実の状況を変えるための行動をとらないかぎり、
日常業務に追われ続ける。
ドラッカーは、日常の仕事は、
本当の問題点どころか何も教えてくれないとする。
患者の訴えは、医者に対して治療上有効な手がかりを教える。
しかし、組織に働く者は、本質の問題か、例外の問題かを、
個々の事象からははかり知ることができないほど、
複雑な世界に対峙している。
なので、日常の仕事の流れの中で、
取り組むべきことや行うべきことを決定していては、
日常の仕事に自らを埋没させることになる。
自らの知識と能力を浪費し、達成できたはずの
成果を捨てることになる。
「彼らに必要なのは、本当に重要なもの、
つまり貢献と成果に向けて働くことを
可能にしてくれるものを知るための基準である。
だがそのような基準は、
日常の仕事の中からは見出せない。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)
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