■内なる世界にいるという現実■~成果は外の世界にある。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
組織に働く者を取り巻く4つの現実。
その4
組織の内なる世界にいるという現実
誰もが自分の属する組織の内部を、
直接的な現実として見る。
外の世界で何が起こっているかは、
直接には知りえない。
しかも外の世界の現実は、
組織の中の基準によって咀嚼され、
抽象化されたフィルターを通して知らされる。
組織の中に成果は存在しない。
すべての成果は外の世界にある。
組織の中に生ずるものは、努力とコストだけであり、
顧客が自社の製品を購入してくれて初めて、
組織としての成果があがる。
”内部には、コストセンターがあるだけである。”
「一定の業績を得るために投入した努力が少ないほど、
よい仕事をしたことになる。
市場が求める自動車や鉄鋼を生産するために、
10万人が必要だということは、
実のところ、エンジニアリング上の未熟を示すにすぎない。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)
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