■外の世界との隔絶■~マネジメントの用具たるべきコンピュータ~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、外の世界に存在する重要な出来事は、
論理性だけでは把握できないとし、
その論理性ではコンピュータが優るが、
人間はそれを知覚的に処理するという
強みを持っているとした。
さらにドラッカーは続ける。。。。
問題になることは、コンピュータで
表現できない情報や剌激を、
軽視するようになることである。
知覚的な現実の出来事が見えなくなり、
過去の事象や情報にのみ
関心をもつようになることである。
”こうして膨大な量のコンピュータ情報が、
外の現実からの隔絶を招く。”
組織に働く者は、組織の中で仕事をするので、
意識的に外の世界を知覚すべく努力しなければ、
外の世界が見えなくなる。
「マネジメントの用具たるべきコンピュータは、
やがては外の世界との隔絶を認識させ、
外の事象により多くの時間を割くことができるよう、
人間を解放しなければならない。
~『プロフェッショナルの条件』
(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)
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