■マネジメントは企業の基礎資源■~現実とニーズに根ざした存在~
本日から、マネジメントの必要性に関するパート2に入る。
マネジメントは企業の基礎資源であり、そのマネジメントがいかにマネジメントし、
マネジメントされるかによって、組織の目的が達成されるか否かが決まる。
ドラッカーは、1900年代のアメリカ、フォード社の盛衰を例に挙げる。
アメリカの自動車市場をほぽ独占的に支配し、世界中でリーダーの地位を占めたが、
わずか数年後年には、リーダーとしての地位を失った。
その原因は、創業者であるヘンリー・フォードが、マネジメントを不要としたためである。
その後、後継者により立て直しがはかられたが、その要因は、
それまでの取り巻きを追放し、新しいマネジメント・チームを導入したことだった。
マネジメントの存否が企業の命運を左右した例である。
「マネジメントとは自立した存在である。
企業の現実とニーズに根ざした存在である。
それゆえに、マネジメントの職務が存在する。
マネジメントの仕事が存在し、その技能が存在し、
そのための組織が存在する。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(パート2 20 マネジメントの必要性)
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