■顧客にすべきノンカスタマー■~企業が顧客になにを提供するか~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
顧客との関係を考えさせるための四つの問い。
①顧客は誰か?
関わりを持つべきでない、ノンカスタマーの次に、
顧客にすべきノンカスタマーを問う。
インテルの前会長アンディ・グローブは、
顧客はコンピューターチップを使用する
コンピューターメーカーであったが、
携帯電話という重要なノンカスタマーの存在に気がつき、
モトローラやノキアと連携した。
さらにPC販売そのものに進出し、
それまでパソコン市場ではなかった新興国や
連上国におけるノンカスタマーを顧客にしようとしている。
企業は顧客に提供するものによって、その存在価値が決まる。
しかし、これを自明として、真剣に検討しない企業があ多い。
AT&Tは顧客第一主義を掲げていたが、
コストとサービスを考慮せず、いわゆる官僚主義に陥り、
存在価値を落としていった。
「企業の存在価値は、企業が顧客に提供するものによって定まる。
それが何かが最大の問題である。
しかし、これを真剣に検討している企業は意外なほどに少ない。
答えを自明としているからである。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第2章 すべては顧客を理解することから始まる)
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